第1章 地獄

きっともう母さんもテンリも限界だったのだろう



携帯と財布だけを逃げるように持ち裸足のままテンリは家を出たのだ。

そして、一目散にある人に電話をかけたのだ。




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「『助けて』」と…





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side コア


放課後テンリの携帯の電話がなった時

テンリの顔が強ばっていた。


だから、俺は助けが必要なら呼べと行ったのだが直ぐにかかってくるわけがないとわかってはいたが



「あんなにカッコつけておいてこのザマか」

「………」

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