第23話 時限爆弾先輩の危機
その日、世界は突然の脅威に直面していた。悪の組織“ブラックホール”が、地球を滅ぼすために時限爆弾を仕掛けたのだ。
爆弾は都市の中心部に設置され、カウントダウンはすでに始まっていた。
「ファっ!? 残り時間は3時間……これ、完全にやばいやつじゃん!」
緊急ニュースが流れる中、どこからともなく現れたのは、あの野獣先輩だった。
「俺に任せろ。なんとかしてやりますねぇ!」
彼の登場に周囲はどよめき、半信半疑の目で見つめる。野獣先輩は生意気にもステロイドで隆起させた偽りの胸を張り、現場へ向かう。
現場到着:爆弾の脅威
爆弾が設置されているのは、市内の巨大ショッピングモールだった。野獣先輩が到着すると、周囲にはガタイの良い警察やイキスギ特殊部隊が集まっていた。
「お前、一般人だろ! 危ないから近づくな!」
「は? 俺は野獣だぞ!? いや、俺がやるって言ってんだろ! プロとか関係ねぇんだよ!」
彼の強引な態度に誰も止められず、ついに爆弾の前に立つことになる。時限爆弾は、複雑な配線と無数の警報装置で武装されていた。
「これ、普通にやばいっしょ。でも、俺ならいける」
野獣は爆弾を見つめながら、自信満々に呟いた。
爆弾の仕組みを解析する
「なんか、色んな配線があるけど、どれ切ればいいんだよ……やべえよやべえよ」
先輩は適当に配線を触り始めるが、すぐに警報が鳴り響く。
「ンアッー! ミスったミスった! やっべ、これ普通に爆発するやつじゃん!」
彼は焦りながらも冷静さを保ち、配線を慎重に調べ始める。しかし、時間は刻一刻と迫っていた。
意外な発想
「こうなったら…俺の“最終奥義”を使うしかねぇな。」
野獣先輩は周囲を見渡し、深呼吸をした。そして、何やら体をひねり始めた。
「いくぞ……これが、俺の全力だ!」
ブッチッパ!!!!!!!!
彼はお尻を爆弾に向けると、全身の力を込めてクソをした。その音は爆弾の警報音をかき消すほどの迫力だった。
「ンアッー! やっべ、臭すぎだろこれ!」
放たれた糞は、なぜか爆弾の内部に影響を与えた。化学反応を起こし、カウントダウンが一時停止する。
「え、これ効いてんじゃね? 俺、天才か?」
最終決戦:野獣 vs 爆弾
爆弾の解除まであとわずか10秒。野獣先輩は全身全霊をかけて、再び糞便に挑む。
「ンッア――――ッッ!!!」
彼の全力のおならは、爆弾の内部回路を完全に破壊した。カウントダウンは止まり、爆弾は沈黙する。
「やったぜ……これが俺の力だ」
英雄の帰還
爆弾が解除され、都市は救われた。野獣先輩は満面の笑みで帰還し、周囲の人々から喝采を浴びた。
「先輩、マジでやべぇっすね!」
「まぁ、当然っしょ。俺に任せとけば間違いないんで」
こうして、野獣先輩は時限爆弾をおならで解除し、世界を救った英雄として名を刻んだのであった。
しかし、その数分後に野獣は公然猥褻の容疑が掛けられてしまうがそれはまた別のお話。
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