第6話 紺部視点・大きな会社の大きな仕事

モニターに映る椋さんのイメージと図面のスライドが忙しなく変わる。

今回は電鉄の説明前なので製作部関係の人数が多い。内鑑以外に世の中色々なデザイナーや制作チームが顔合わせを兼ねて分担をする。一堂に会するのは珍しいらしが椋さんが慣れてないので説明を一回にまとめたいんだよね。僕も年末年始の案件でコレから忙しくなるので事前の打ち合わせは一気にまとめて効率的に済ませたい。


会議室の窓から見えるお台場の広々とした雲ひとつない秋空と水平線の眺望は一面が穏やかな水色だ。

前回会った時は、半袖から除く腕が逞しかった青年は流行りのオーバーサイズ気味の薄手のニットを軽くひっかけ少し大人びて見えた。メンズの秋服いいよね。

僕も合物のウール混のジャケットとレザー小物のコーデが楽しい時期。ついついチェックしてしまう。


スライドを見ながら優雅にコーヒーを楽しむ女性はstudio UGU-ISUの鶯みり女史。

深いグリーン格子柄のセットアップが秋らしい。メディアでも活躍する有名な女性デザイナー。商業施設の共用部にベビーカーレンタルやキッズスペース・授乳室など女性目線のサービスコーナーの第一人者で今回の電鉄の路線の主要駅共用部分のメインデザイナー。正直、この人がエントランスを設計するだけでメディアが注目して雑誌の特集が組まれるスターデザイナーなのでこういった打ち合わせに参加してくれるだけで光栄なので、才能やヒット作が羨ましいなんて思わない!羨ましいんだけど!!


「よぅ!みりちゃんも来てたの?」


「あーら野杉さんお久しぶり。今日はずいぶん若い子たち連れちゃって。貴方達このおじさんに虐められてない?ふふふ。」


「お知り合いでしたか。ずいぶん仲がよろしいんですね。」


「そーそー。商業の大型だと大体メンツ決まってるからね。ほら、都内のOO駅の時一緒にやってさぁ。」


「アレは酷かったわヨォ。私もこのお嬢さんくらいの頃だったけどコイツらに巻き込まれて大変だったわぁ。」


「ミリなんて名前のくせにでっけぇもんばっか作って、随分泡食わされたよ。」


「ホラそればっかり。こいつムカつくでしょー!チビだミリだって、ムカつくから仕返しにデザイン派手なのバンバン出してやったらこーなっちゃった!」


おどけた表情の大先輩達は同窓会で盛り上がるような和気藹々とした空気。

なんじゃそりゃ!あの鶯みり相手に……。







ほーら吉川君なんて名刺もらっただけで感動しちゃってるじゃん。お前…浮気モンだなぁ。


「三角さん。試験どうでした?」

「ボロッボロ!もー製図最悪。まな板の上の魚状態で忘れたいっす。」


「へぇ。製図ってことは建築士の試験?」


歳が近いせいか椋さんは会社の人間の前より彼らと居る時の方が幼い笑い方をする。80's風の幾何学模様のシャツワンピースに上着を羽織った装いで笑うたびに前髪を直してる仕草が初々しいしぃなぁもう。


「はい。二級なんですけどヘボすぎてやばいっす。」


「……ほぅ。手描きはいいよね。」


シンプルだが質の良いカットソーはここ数年変わらない彼のトレードマークになってる。肩にかかる髪に白髪の混じる男性がにこやかにこたえる。パース専門職の羽鳥さんはサイネージを駅の各所に配置する改装掲示などを駅や周辺に配置する。サイネージの電気工事を対応する大黒電装代表の大黒さんも呼んで準備の役割分担をする。黒い作業着に大黒の刺繍がいかつい。ースには若手の機会を作るために野杉氏を通じて吉川くんに協力をお願いした。本来なら意匠内監ではやらないのだけれども外注さんの若手も育てないとね。おじさんばっかりになっちゃうもんなぁ。


「でも今は3D CGのパースですよね?」


サンスケ君はパース屋さんなので当然パソコンでCGしか作らないものだと思ってたのかキョトンとしているが、おじさん達は色々経験してきているわけよ。


「僕たちも若い頃は手描きだしねぇ。僕は大したことないけど、今もオーダーの家具のイメージを打ち合わせするときはその場でスケッチすることもあるよ。」


サラサラっと手元のタブレットに図面を手慣れた様子で描くが羽鳥さんの絵はいつ見ても惚れ惚れするよねぇ。僕にとっては図面もアートだから良い図面の人は、読みたくなるんだよねぇ。数字と記号の羅列ばっかで事務的だと色気がないんだよ。デザインするからには"観たくなる図面"が一番だと思う。完成が楽しみになるワクワクする図面……中々ないんだよなぁ。


「大したことねぇって……精巧でプラモの設計図みてぇ。」


「あはっ!わかる?ボクは模型が好きで建築始めたんだよ。今はすっかりCG専門だけどこの業界は模型好き多いよ。」


「ウチも電気模型に混じってフィギュアだなんだで片付かないよ。」


「ボクも大学の卒制で模型作りました!」


そうそうプラモみたいに作りたくなるよなぁ!

そーゆー感覚だいじ!少年の心大切!!


羽鳥さんと吉川くんが活き活きとパースや模型の話しに耳を大きくする大御所陣がそわそわとしている。手描き世代のおじさんたちは配られた資料とスケジュールを難しい顔で眺めているんだけどさー、僕も大先生のスケッチ見たいんだけどぉ。

会議進まなくなるからって怖い顔でソワソワして"待ち"のスタイルやめよ〜。


「今回、パースは外注なのですがカット数が多いのでトライアルさんにも協力を仰ぎたくご連絡しました。」


「へぇ特殊什器が多いね。」


「最初のイメージは楽しい方がいいですから。どうせ誰かさんに予算って言われちゃうしぃ。」


「んんっ?ゴホゴホっ上司に向かって誰かさんはどうかと思うなぁ。」


「あーら紺部クン。偉い人全員でしょ?いいじゃない。女の我儘プラン聞くだけ聞いたら?出したもん勝ちでしょ。」


はい。おっしゃるとおりでございます。

女性には敵いません。でも予算にも敵わないの!!タスケテ!!

とは言いつつも若手で楽しくプランニングできる余白を残しておいてるのに気づいた野杉さんは片眉をあげながら頷く。


「鶯さんのいう通り。おい吉川、かっこいいの出さないとなぁ。」


「えー。より良い予算組がなされるように皆様カッコいいパースご協力をお願いします!」


「任せてください!」


吉川くん気合い入ってるねぇ!いいよぉ。でも…ちょっと皆さま抑えめで……はい。はい。

あとで部長’sに相談しなきゃなぁ。


「ここの広場のアスレチックもっと遊んでもいいんじゃない?予算気を使ってるでしょ?」


花壇で埋めているが駅前の公園なのでちょっと遊具としてスケボー用の空間が丸してあるだけで、ちょっとさみしい。



「外構は庭園でお花いっぱいにしてみました。」


「……緑化も必要だしねぇ。維持費用と手入れが大変ね。シーズンオフ寂しくなるわよ。」


「花はパース的にはいいですけど植物の指定はありますか?」


椋さんは緑化の樹木の本数だ等級を役所に確認できていないので目をグルグルさせている。いつの間にかに緑化区画の一部は「市民の皆さんが楽しんで手入れをしてくれるわよ。」と、2反分の面積が市民農園になっている。

みんな活発に意見をあれこれ出している中で吉川くんはCGの中でも特殊什器やアスレチックのモデリングから始めることになった。


「ぼくがデザインしていいんですか?」


「カッコよかったら実施でも採用されるかもね。頑張りなさい。」


普段青白い顔を真っ赤にしてカタカナのデザイナーの名前をたくさん挙げ連ねている。


「へぇ。デザイン好きなんだ。」


「うんうん。A先生良いよね。僕もその関西の県庁のデザイン好きで見に行ったなぁ。」


デザイナー談義はこうじゃなくっちゃ。


「たくさん知ってるんだね。君自身のしたいデザインって何?」


「え?」


「A先生もいいけど、誰かのコレっぽいのじゃなくて……なんでコレにしたいの?調和してないよ。」


「…いやだって…コレ流行ってて今っぽいですし。デザインしていいんですよね。」


「うん。そう。この建物の完工って何年後予定だっけ?」


「早くで4年後です。」


「駅前開発の中では小規模だから相当早い方。10年20年以上かかっても普通だよ。その時まで最先端でいられる?」


「……まずなんの為に置きたいのか考えて。A先生もB先生も素敵だけどこのプランにそのまんまは唐突すぎるよ。こっちの市場の方と景観が合わないでしょ。A先生方の建築でも庭園メインが参考であるから出すならそっちを出そうか。」


「そうだなぁ。よぉ吉川!企画としてスケボーやアスレチックでしょ?スポーツできないじゃん。名建築ミニチュアを並べるんじゃなくてアスレチックで子供が遊べるのをかましたれ!」


ガンガン意見が飛んでくるが「かましたれ。」かぁ。


あーあーあー

理論武装!!!建築学部〜〜!理論武装して!!!

鶯さんや羽鳥さんは吉川君の名刺の一級建築士をチラチラと見ながら楽しそうに「お手並み拝見しようじゃない。」モードに入ってる。

理想論や真似っこじゃなくて爪痕残せよ的な建築学部の講評会こわいょぉ。なんか哲学とか理念無いの的な????まだ若いんだから「なんかカッケー」とかでいーじゃん。野杉氏なんて最高潮に楽しそうじゃん。パワハラおこさないでねぇぇぇ!!!


「吉川くんいつも俺だったらこうしたいっていってるじゃん!せっかくだから言ってみたら?」


こら!サンスケくんなんでお前そこで大先生相手に妙なところで肝が太いんだよ。ちょっとイイ顔すんじゃねぇ。カオスじゃねぇか。



「学生の賞レースや課題ならいい点取れそうだけど、大学の課題じゃないから商業的な目線と利用者の目線はお勉強した方が良さそうね。」


なるほどね。XX美大建築学部卒同士のA先生だから意識してるのか……。コンペの審査員になることの多い大先生方だが第一線でも活躍しているので賞レース向けにラッピングされてない若者の新鮮なアイディア聞きたいのね。なんとなく気持ちは分かるが、吉川くんは有名建築家のあの構造がとか言い出してる。違うテーマは子供用の遊具なんだよ。もっと単純でいいんだ。気合いが空回りしているのに羽鳥さんがちょっと怪訝な様子だ。


使う人の目線に立ててないのは建築としては致命的だ。大人の目線の名建築と子供用の遊具は違う。優等生すぎる弊害だ。


「もっと遊園地とかぁ、迷宮庭園みたいなのでもいいんですか?」

「うーん予算かかりすぎるかなぁ。でも小さな迷路みたいアスレチックくらいはいいかもね。」


まーた予算度返しのわけの分からないことを言っている天然娘をやんわりと諭すが……欲しい意見はそーゆーことだ。遊園地の遊具のひとつふたつをアレンジするくらいのイメージでちょうどいい。


「ああ、迷宮アスレチックは画面に動きが出てパース映えしそうですね。彩りのある華やかなイメージは大切だ。」


羽鳥さんはテーマパーク性ある風景と海の見える眺望のスケッチをサラサラと描いていく。


「コレはアイツ呼ぶかぁ。」楽しげなプランで大袈裟に額に皺を寄せて目を見開く目がこわい。なになに誰呼ぶの???


「そうねぇ。うふふ。あの人の出番ねぇ。外装は白でしたっけ?電鉄の企業カラーを差し色に入れてみましょうか。施設側のテーマは……あらこのスケボーの子って君?……ふぅん。そうねぇ面白そうねぇ。」


⭐︎

椋さんとサンスケくんを見る大先生達のニヤニヤ顔が引っかかるが、やっと本題に戻ってスライドの資料を見ながら駅からの渡り廊下の配置を海の見えやすい位置に調整しサイネージの数量を大黒さんがざっくりと見積もりながら「次の施工部の方で詳しく聞きましょう。あと、次回は野杉さんアイツも呼んでおきます?」




ラストは午後に電鉄や施工部の打ち合わせだ。と移動しつつ

年末までにパースやイメージを作るぞとばらける。

年末忙しいなぁと言いつつ「参考に遊園地でも行ってきたら?」と紺部さんが冷やかして鶯さんがピンとくる。


あとの話で商品券の話。


電鉄と施工部営業部が合流前に予算の打診をしようと様子を伺うと営業部長と同期に声をかけられて密談。

規模が倍になる。化けたぞ。

はぁ?

役所の狙ってるのは港湾部の市場の美化と観光地化らしい。

公費プラス漁協と農協がテナントではいる。硬いぞ。


俺の顧客でスーパーとレストラン誘致n /するから。あと大店いくつか打診かけたいんだけど用地とプランよろしく。


まじで?じゃあスポーツ用品とかアウトドア辺りでイケてる系よろしく。どこまで予算行ける?


うーん用地取得費用次第。


なんだよそれ。

とはいえ、役員の親族の土地ってことは地場のつながりであてがあるのかな?


紺部。土地が固まったらもっと入れ。若手だけじゃ心許ない。


(よっしゃ!地方転勤回避計画大成功!予想外に仕事増えるのはしんどいけど上手く捌くしか無い)


電鉄さん「そうなんです。電鉄所有の敷地に駅直結のビルを誘致しようかと。」




⭐︎吉川くん視点になってラストwebミーティングで紺部さんがお兄さん目線でよかったとなる。

野杉さんのところに能見さんと鶯さんから連絡が来る。商業施設と駅直結のマンションビルに協力しくれないか。駅ビルとタワマンの開発のベテランのノウハウと歴戦の看板キャリアで地主と役所を囲い込むぞと打診がくる。


次回のパースの提出のWEBミーティング前に試行錯誤する吉川くんは、連日徹夜でパースやイメージを作るが悩んでサンスケや能見さんと話す。※ちょっと生意気?おっさんぽいの云々言ってイケてるのにしたかったを頭から少し混ぜる。その流れから大学院のプライドなどを独白をして能見さんや後藤さんが諭す。(ここは実体験で前の会社の若い子が毎回言って1年くらいすると大人しくなる会話をアレンジ)


サンスケと夜中にむしゃくしゃして苛立って会話。

以前のマニュアルや他の人が教えてくれていることを馬鹿にしている。教える方も一生懸命なんだと伝える。で、頭もいいし色々知ってる。

で、センス云々を2人で話しながら

夜食カップ麺を食べ、サンスケと話しながら

割り箸を見て思い立ち、夜中の勢いで学生の頃みたいに割り箸模型を作ってみる。

吉川くんは、憧れる設計に近づきたかった本音の独白。好きな物や好きな尊敬してる人まで否定されているみたいで不満。才能のハードルの高さをインターン中に感じた。そのプライドと、早く作品をバンバン出して院まで行かせてくれた家族に胸を張って自慢したい。そんな子供っぽい自分が恥ずかしくて早く一人前になりたい。資格だけでは、、、。実績かキャリアの釣り合いの取れない状態で、周囲からのプレッシャーに肩書きが重くなってきていた。


そんな苛立ちで夢や理想の姿を尊敬する人に重ね合わせて近づきたかった。意地。

そして紺部さんが一番、理解しやすい現実的なロールモデル。に吉川くん的にはなって。好きな物が多くて作品や仕事に対して惚れっぽい。

そこら辺、好きなものに素直過ぎて、努力もするけどそれだけじゃダメなんだと。優等生だから、好きな物のえを描いて先生やみんなによしよしされてても、外で通用するわけじゃ無いのにすぐ気づいてしまった。


もがいてる子。

役に立たないんじゃ無いかとかだんだん不安になってしまったり。高卒から働いてるサンスケの方がみんなに頼られて、居場所の無さを感じていたのを2人でやんわり話す。プライド高いから迂遠な言い方で誤魔化そうとする、

飯尾さんは大卒で設計士なのでいろんな人を見てプライドや気持ちがもやもやしてるだろう。とは、なんとなく察してはいた。


野杉さんは自分で乗り越えるしか無いって判断してる。直属の上司だから余計に捨てられて、サンスケばっかり可愛がってるようで居心地が悪くて間に入れなかった。その反発心もある。父親への反抗期みたいな。


僕だって!と早くすごいのを作って褒めてもらいたい。の裏返し。大好きだから意地張ったり。何にも作れてないから早くどうにかしたい。みたいな。


「誰かに憧れでちゃダメだって、資格があったってお前みたいに家を建てたことだってまだ無いし。でも楽しくて世の中にない新しいのを作る才能が俺には無いって……大先生の前で言えないじゃん。」


「まだまだこれからっしょ?俺はセンスないし分かんねーよ。でもさ、みんなでやってたらいつかなんかできるかもしれないじゃん。」


割り箸をイジる。


「学生の頃さ、こんな風にゼミに泊まり込んで課題とか作ってて……割り箸で模型とか何年の時だっけ。作ったな。」

「へぇ。どんなの?」

「画像…どこやったっけ。うーんこんな感じでさ。」


なんか懐かしいな。手を動かしてると嫌なことを忘れられる。


ありったけの割り箸と爪楊枝をかき集めて。キレイに…あんな風に綺麗に。思い浮かぶのは名作の波打つ木陰の様な木のルーバーの柔らかい庇と光を柔らかく包むようなアールの壁面。あんな風に、あんな風に。ダメだってわかっててそんなことばかり考えちゃうな。


思考と裏腹に指だけは無心に動いてしまう。

冬の夜中の冷たい空気が僕の心の境界線を冷やしていく。その境界線をなぞる様に。世界との境界線は光が差し込む山並みの美しい嶺のように。


俺は割り箸で何考えてんだろう。変なモチーフばかりが並んで自分でもよくわからない。


「俺さ、夢が家族のために家を自分で建てることなんだけど…センスねぇからさぁ、デザインは吉川くんいつかやってよ。」


「はっ……え。前に後藤さんに建て方やってもらうって言ってたの?あれ俺が?」

「そーよ!お前しか居ないじゃん!

「…俺の設計高いからな。今から貯金しとけよ!」

「へへっ頼んだよ。俺はそろそろ帰るわ。じゃぁ頑張れよ。」


「うん。ありがとう。」


また約束が増えちゃったな。

あーあ。奨学金のローンと一緒にできた肩書きにのっかるように約束ばかりが増やしやがって。…早く一人前にならなきゃ。



翌日のWEBミーティングで「ちょっと坂茂さんみたいって言われるかも…」とアスレチックの模型を見せる。課題はあるもののOKが出る。※夜中にサンスケとやり取り。


鶯さんはオンラインミーティングが終わるとお茶を飲みながらボソリと呟いた。


「どっかで見た名前だと思って調べたの。数年前に審査した学生コンペの子。ディテールがやたら綺麗で、ちょっと面白かったのよね。ふーん。」と言ってポートフォリオをしまった。



羽鳥さんの横で聞いていた謎の男が最後、「じゃぁイメージパースのラフが固まったら僕のところに来なさい。」と言って終わる。

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サンスケ 小川かこ @Ogawa_kako

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