第3話入れ歯
じいちゃんは、ちょっと大きめのグラスに入れ歯を入れて水と洗浄薬を入れていた。
僕らは、入れ歯を見て汚えなと思っていた。
また、良く使うグラスと同じグラスをじいちゃんは使っていたので、始末が悪い。
ある日、弟にコーラを飲ませた。
弟が変な味がすると言って確かめたら、じいちゃんの入れ歯専用のグラスに過ってコーラを注いでしまった。
弟は、オエッとコーラを吐いた。
僕はそれを見て大爆笑していた。
別の日、弟とカルピスを飲んだ。
変な匂いがする。カルピスの匂いじゃない。
確認したら、じいちゃんは入れ歯を装着している。
しまった、僕とした事がじいちゃんの入れ歯専用のグラスでカルピスを飲んでしまった。
カルピスを盛大に吐いた。
それから、間もなくして、じいちゃんはグラスではなく入れ歯洗浄の入れ物を使い始めた。そのグラスは、捨てられた。
じいちゃんは大好きだったが、入れ歯では苦労した。
ダメだコリャ。
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