通い路
列車を見送りながら
何も考えなかった
あの頃とはいいたくない
今も僕はそこに立っている
君の事はもう好きではなくなった
不思議なことだが、
どこでどうなろうとかまわない。
今夜はベッドの中で不安になるんだ
なんにも不安に思わないことを
でも、僕は今までで一番よくわかる
僕のことが誰よりも。
列車を見送りながら
僕は俯きながら横に首を振る
昔の事なんかじゃない
それは
たった今のことと変わらない
誰か、
そのことをわかってくれないのだろうか。
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