乾いた夢

運が悪いのか

俺が馬鹿なのか

うまくいかない事ばかりだ

外は風が吹いている。


夜明けに

突然、胸が痛くて辛くなった

ああ、俺は

もうここにいないのだと思った。

緑色の上着を着て

風の中を歩いてみた

どこかに俺の墓場があって

誰かがそれを探している

そんな気分だ。


緩やかに俺は傾いている

そのことがようやくわかった

これから

また傾いていって

きっと

どこでも代わり映えしない明日を見せるだろう

大海原が退屈なように


俺は隣の終末に

明日の天気でも聞くしかない

それくらいのことで「今日」は終わるのだ


青空に白い雲

どうしようもない

見る度にいいものだと思うのだ

昔読んだ物語は

これを見てから読めばよかったと思った

目がさめた時に。

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