第3話
旅に出たリンとリューは、南の果て、ドワーフの国に向かった・・・。
龍神王国は、かつてない危機に直面していた。龍が消えたことによって、大地は荒れ果て、国民は飢えた。そんな状況でも戦争を続ける龍神王国は、他国からは、「成長しない国」、と呼ばれた。
「リンよ・・・リンを捨てた父は、そのあとどこへ向かったのだ?」
リューは空を飛びながら、リューの背中に乗っているリンに尋ねる。リンはそれに答えた。
「はい・・・私の父は、母を捨てた後、大陸の南に向かいました・・・」
リューはそれを聞くと。
「そうか・・・・ならば、ドワーフの国に行ったかもしれぬな!」
リンを励まそうと強気な口調で言うリューは、背中に乗っているリンのほうを見る。
「はい、そうであってほしいです」
リンは笑っていた。笑った顔も美しいリンは、龍の心を魅了した。
「・・・・・」
「どうしましたか?リュー」
「いいや、なんでもない・・・それよりも、猛ドワーフの国に着くぞ」
リンが前を見る。その先には、山々が壁を囲んでいる。その壁の中には、都市があった。
忘れられし龍と少女 @HANAMIHANATABA
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