試験準備 1
教室、カノの後ろの席で、ティグラらいつもの三人が話をしている。
「聞けよティグラ、こいつ武器変えたんだぜ」
というのはルイトンだ。
以前にも記述したとおり、護国騎士の使う武器は剣と決まっているわけではない。珍しいところでは、弓矢を使う騎士もいた。しかし、自他ともに動く中で矢を命中させるというのは、控えめに言って度外れた才能と修練が必要である。
その点長剣に関しては、「剣は百兵の王」などということわざもあり、この国のみなえらず帝国全土で最も普及していることは間違いなかった。
「何にしたんだ?」
ティグラは興味を引かれたように訊ねた。
「ぼくのことが気になるかい?」
「まあね。……ルイトンは剣だろ」
「そこは変化なし」
「きみは剣技が得意だからね。転生者や、フィズクール・パンもそうだ。ぼくが同じ武器を使っても追いつけないと思ってね」
「それで、何にした?」
「ショートソードと、盾だよ。近い距離では攻撃より防御を重視して、距離を離して魔法を使う機会を狙おう、とぼくは考えたんだ」
得意げに胸を反らすロブ。
「なるほど、魔法が得意ならそういう戦いかたもあるか」
「そんなこと言ってよ、ホントの理由は他にあんだぜ」
ルイトンが割って入った。
ロブは顔を赤くして言い返す。
「何を言っているんだ。ぼくが言ったことが真実だぞ」
「まあいいじゃねえか。ティグラ知ってるか、実のところな、ノンノ・ノナがショートソードと盾なんだよ。こいつ、同じ武器使ったら話しかけるチャンスがあるんじゃないかって思ってんだよ。な?」
「な、何を好き勝手なことを……! もう怒った、もう勉強を教えてあげないからな」
「すいませんでした! ……それは勘弁してくださいロブさん」
ルイトンは素早く態度を改めた。
「…………」
ティグラはすっぱいものを食べたみたいな顔になっている。ロブの片思いがむくわれることはないのを知っているからだ。
「とにかく! 長剣よりぼくに向いていることは間違いないと確信しているね」
まだ憤懣の残った息を吐いてロブは暴露をなかったことにした。ティグラの表情には気づいていない。
「で、おまえは変えないのか? 選抜試験に向けてよ。武器変えて驚かすって手もあると思うぜ」
「うん……」
ティグラの返答は歯切れが悪い。質問を受けて顔も浮かないものになっていた。
「どうした? 当然参加するんだろ、選抜試験。ライルも出るぜ」
うながされても、ティグラは腕組みして黙ってしまった。
「出ない気かい? えっ、ようやく自分の立ち位置を理解し……あっ、いや違う、ええと、アレだよ、何か理由があるのかな?」
失言したロブにルイトンが小さく、ティグラには聞こえないように「バカ」と囁いた。聞こえてるけど。
「どうしたんだおまえ。キャラ変か?」
「……なんて言うか、おれはあいつが憎いとか、あいつの邪魔をしたいとか、そういうのじゃないだろ?」
「でも好きか嫌いかで言ったら?」
「嫌い。いや、そういう混ぜっ返しはいいんだよ。だから、今回は出なくてもいいのかもな……とか」
言ってしまった。迷いながら。
ライルは正しいことをしようとしているのだ。そのために道を譲るというのも、正しいことと言えるはずである。だから選抜試験に出ないのは正しいはずだ。
「だけどよ、試験終わったら大学院行っちまうぜ? ライル。間違いなく」
「追いかけるよ。向こうが先に護国騎士になるっていうなら、護国騎士団のトーナメントで決着つけたっていい」
そう、ティグラは何年も先を見据えた練習を今やっているのだ。万全の状態でライルと戦ってこそ、本当の優劣がつくというものではないか?
「だから目先のことに気を散らす必要はない、んじゃないか」
「ふうん」
ルイトンは片眉を上げて、
「ま、いいんじゃねえの、それなら。おまえがそれでいいならな」
◇◇◇
「どうした?」
打ち込みの練習中、受け太刀をつとめていたカノは怪訝そうに聞いた。
今夜の月は痩せていて光が薄い。代わりに満天の群星が森を照らしている。
「集中できていないようだが?」
今日のティグラの動きは精彩を欠いている。
(理由はなんとなくわかってるけど)
カノは昼間のティグラ、ルイトン、ロブの会話を聞いていた。だから彼が何を考えているのか予想はつく。
「選抜試験のことだな?」
「はい」
「出るか出ないか迷っているというわけだ」
行動もせず思い悩む彼の姿は珍しい。
「おれは、出なくてもいいのかも……と。コーチはどう思いますか」
「君の決断は正しい、と思う」
今回の試験、一ヶ月後というのはあまりにも早すぎる。訓練が実を結ぶにはまったくもって時間が足りないのだ。
今戦っても勝ち目はない。
だからライルにゆずる。それがいい。来校するという護国騎士だって彼を見に来るのだから。賢明な判断だ。
「目標を修正する必要はあるだろうがな」
ライルが帝都に行ってしまったら、彼に勝つという目標が宙ぶらりんになってしまう。まず大学院に行くというのを目標にして、ライルに勝つのは向こうで、ということになるだろうか。
「そうですよね」
ティグラは、自分の考えをコーチに肯定してもらってほっとしたような顔を見せた。それがなんだか弱気に見えて、カノはカブトの下で眉をひそめた。
◇◇◇
ティグラはずっと考えている。
たしかに、より広く善をなそうとする者を優先するのが正しい道なのかもしれない。その者がそれをなしうる能力を持っているならなおさらだ。
論理をたどれば、彼に対抗することは、より広い善に対する妨害にすぎないということになるのではないか。
ミリュエール先輩もいつか言っていた。ライルは決して敵ではない。同じ護国騎士としては頼もしい味方となるだろう。
だから、今回の特別選抜試験というのは、誰にとってもいいことなのではないだろうか。ライルには最速で階梯を駆け上ってもらう。ティグラ自身は、このまま時間をかけて実力を養う。
それが結局はもっともよい道といえよう……。
しかし、それならなぜ、自分はこんなにスッキリしない気持ちなのか?
◇◇◇
それから数日、ティグラの動きは依然としてよくなかった。
森の中、ティグラは、迷いを断ち切ろうとしているかのように力任せに剣を振るっていた。出ないと決めたはずなのに。
剣は重く、受けるカノの手がしびれるほどであった。だが、動きが荒い。雑になっている。
「教えたことを忘れたのか? しゅばっときてぴたっ、だ」
叱咤すると、ティグラは練習用の剣を地面に立てた。深い息を吐く。
うつむき加減の彼の顔に、星の光が陰を作る。
一転、鬱屈を振りはらうみたいにティグラは空に向けて顔を上げた。
夏にはめずらしく澄んだような星空だ。
空を見ているうちにティグラの目が見開かれていった。
なにかを思い出したかのように。
「……そうか!」
彼の口から小さく声が漏れた。
「え……? な、なにが……?」
――なぜ、ティグラはスッキリしないままなのか?
その答えに思い至ったのだ。
この星空――これを見て、彼は、薪割りの夜を思い出したのだった。あの、意地を張って一晩中薪を割っていたとき。あのときに見上げた夜空を。
あのときティグラは、強い立場の者と、それにおもねる周囲の連中が気に入らなくて、あんな奇行に走ったのではなかったか。
村長の息子ライソにわざと負けたトルドに反発していたはずだ。
だが、今のティグラはそのトルドになっているのではないか?
違う、という者もいるだろう。状況が違う。立場が違う。トルドがライソにゆずったのは追従だが、ティグラがライルにゆずるのはそうではない、と。
しかし理屈ではない。ティグラ自身が自分の行動に納得していないのだ。
出ないと言ったときにルイトンが「おまえがいいならな」と言ったのも、納得しきれていない気分がティグラの顔に出ていたからではないのか?
ティグラが護国騎士を目指したのはただの憧れだ。だが護国騎士は、トールヴァは、憧れを持てるだけの存在だと、確信を持って言える。
それを、ライルは単なる通過点、踏み台にしようとしている。護国騎士をなんだと思っているのか。
(国を変える? それはいいことだろうよ。単に護国騎士を一人増やすよりは国のためになるし人のためになる。だからって、おれがあいつの道からどいてやる義理なんかない)
何が「駆け上がってもらう」だ。大体、このあいだのライルとノンノの会話を聞いてもわかるとおり、まだ試験がどういうものかもわからないうちから、あいつは大学院へ行くのを当然と見なしている。
(そりゃあ、たしかにあいつは天才だから、それは認める、試験がどんなものでも、帝都へ行ける確率は高い。ほぼ確定だろうよ。だからって、無自覚の傲慢か、自覚的な自信か、どっちか知らないが、障害などないように言われて黙っていられるか)
あいつの視界におれは入っていない。脅威と見なされていない。
つまり、つまりだ、単純な話なのだ。
気に入らない。それだけだ。
頭ではなく心が熱を持って訴えている。
論理? 知るか。
ライル・ウォーカーをすんなりと帝都へ送り出すなんて許せない。そのまま大学院へ行かせてたまるか。
そんな自分の思いに、ティグラはようやく気づいたのだ。
「……そうか!」
という声が漏れた。カノが聞いた呟きはこれであった。
「ど、どうしたの? 大丈夫?」
「だいたい、おれはまだあいつと戦ってすらいないんだぞ!」
星空を仰いでティグラは吠えた。
アストラルアクションの授業でティグラとライルが同じフィールドに立ったことは、初回を除いては、まだなかった。
獣のように大きく息を吐き出して、吐き出し尽くして、我に返ったティグラは、状況が理解できずたじろいでいるようすのカブト女をきっと見据えた。
彼女に正対する。
「お願いがあります」
「な、何かな」
「特別選抜試験に出たい。試験であいつに……ライルに、勝ちたい」
「……本気で言っているのか」
カブト女の声が低くなった。怒っているのだろう。
「すみませんコーチ。でも」
「強くなることと勝つことは違うぞ。君がやりたいと言っているのは後者。今君に必要なのは前者だ」
叱るような語気であった。
「はい」
「誰か一人に目標を絞って、それ専用の対策をするというのは、今の君にとってプラスになるとは思えない」
「はい」
ティグラは目をそらさない。二人は睨み合うような恰好になった。
やがて女のカブトが揺れた。
「そんなに戦いたいの?」
「はい」
それをやらねば納得できない。
カブト女はぷいっと背を向けた。
「素振り」
「え?」
「素振り! 休憩時間は終わり!」
(やっぱりわかってもらえなかったか)
ティグラは剣を握り直した。
場所を変える。根が出ていたり、斜面だったり足場の悪いところをわざと選んで、移動しながら素振りをするという練習だ。ティグラは、ときに足を引っかけてバランスを崩しながらも、剣を振るい続ける。
(コーチには申し訳ないけど、一人ででもライル戦の作戦を考えよう)
荒い息を吐き、汗を散らしながらティグラはそう決心した。
それを見ながらカブト女は何事か考えていたようだったが、一回大きく息を吐いてから言った。
「……じゃあ、ギリギリまで君はライル・ウォーカーと争うのをやめたまえ」
「ん?」
何を言われたのか一瞬わからなかったティグラは、中途半端なところで剣を止めた。
「だから、アストラルアクションの授業で一緒になっても直接戦ってはいけない。仮に遭遇してしまっても本気を出してはいけない」
「それはどういう……」
「特別選抜試験までにできるだけ勝てるように仕上げて戦いたいのだろう? だったら、それまで手の内を明かさないというのは当然の戦略ではないか」
ようやくカブト女の言っていることを理解し、
「協力してくれるんですか!?」
ティグラは彼女に駆け寄った。
カブト女は腕を組んでティグラを見やった。
「やるとなったら小細工の一つまで徹底的にやるからな!」
◇◇◇
翌朝の食堂。ティグラはいつもの三人組で隅っこのテーブルに座っている。
ルイトンは朝が弱くて朝食ギリギリまで起きてこない。今も半分目を閉じたまま、スープにスプーンを浸し続けている。
ロブはこれでもかとばかりに蜂蜜をパンに塗りまくっていた。垂れ落ちそうになるのをギリギリでかぶりつく。
ティグラもパンをちぎって口に運んでいる。はじめて食べたときはこのパンの柔らかさと白さに驚いたが、今では日常の一部だ。
「頼みがあるんだけど」
視界の端にライルらを捉えながら、ティグラは二人に言った。
「女か? 女のことだな?」
ほぼ眠っていたはずのルイトンが急に食いついてきた。
「違うよ。なんでだよ」
「なんでってそりゃあ……」
ルイトンはロブと目配せしてから、
「ここんとこずっと夜どっか行ってるだろ。女と会ってるんじゃねえの?」
「夜の逢い引きかい? それとも覗き? 後者だったらやめたほうがいいとぼくは忠告したいね」
「いや、会ってない……こともない、けど、それは関係ない」
途中でカブト女も女性であることを思い出したティグラ。
「ライル・ウォーカーのことだ」
「またか。おまえ本当にあいつのこと好きだよな」
「好きじゃない」
「えっ、ライルと逢い引きしているのかい? それとも彼を覗き……」
「するか! アストラルアクションの授業、今週おまえライルと同じ班だったよな」
ティグラはロブに視線を向けた。
「そうだよ。気鬱だよね」
「『足の一本でも折ってやれ』とか言うつもりだな?」
「おまえらの中でおれはどういう人間なんだよ」
「ライルのアンチ」
ある意味それは間違っていないが。
「憎いわけじゃないって言ったろ。……あいつがどんな戦い方をしてたのか教えてほしい。それだけ」
「ぼくに偵察しろってこと? なんでそんなことを?」
「別に、無理に観察する必要はない。いつも通り授業やってくれていい。ただ、そん中で見たあいつのことを教えてくれ」
「それはなんのためだい?」
怪訝そうなロブに、訳知り顔をしたルイトンが答える。
「決まってんだろ、対策だ。プロのアストラルアクションだと、陣営が相手選手の試合を分析して弱点を見つけたりすんだよ」
持っていたスプーンをティグラに突きつけて、面白そうににやりと笑った。
「ってことは、やる気になったのか」
「前言は撤回だ」
ティグラは頷いた。
「試験に出る気かい。なんでまた急に?」
「色々考えた結果だ。憎くもないし、邪魔をしたいわけでもない。でも自分からどいてやる義理もないって」
スープを一口。
「面白い、おれも協力するぜ。たしか来週にライルと同じ班になるはずだ」
「対策やっても多分勝てないとぼくは思うけど」
蜂蜜をパンに塗りたくりながら、ロブもにやりとした。
「でも、偵察、やぶさかじゃないね」
◇◇◇
「武器を変えよう!」
と、カブト女が言った。
「そしてそれを当日まで秘密にしておく。できればライル・ウォーカーが知らないマイナーな武器で、相手の意表を突けて、それほど取り回しが難しくない物がよかろう」
「そんな都合のいい武器があるんですか?」
「持ってきてある。練習用のを借りてきた……見たまえ、これだ!」
茂みからそれを取り出した。
それは、ティグラが知らない武器だった。
柄が長くなった刀……あるいは、柄が短くなったなぎなたのような形をしている。刀身と柄の部分が、ほぼ一対一の長さなのだ。全体の長さは、地面に立ててティグラの肩口よりやや低いくらいである。
手渡されたティグラは、何度か振り回してみた。普通の刀より力が込められる。長刀より振りやすい。刀身の反りが小さいので突くこともできる。長く持てば剣より遠くへ届く。
意外としっくりきた。
「これは?」
「長柄刀(ロングハンドルソード)という武器だ。昔……戦争があった時代にはわりと使われたが、現在は廃れた武器だ。裏を返せば実戦向きといえるだろう。他に使っている者がいないから、ライル・ウォーカーも対策を立てづらいはずだ」
カブト女はちょっと不安そうにこっちを見ている。顔は見えないが。
「ど、どうかな……気に入ってくれた?」
「良し悪しはよくわかんないけど、コーチが選んでくれたんだからこれ使います」
「そう……えへへ、よかった」
なぜだか知らないが彼女はうれしそうだった。
「しかし、小細工ですねこれは」
長柄刀を振りながらティグラは言った。
「徹底的にやると言っただろう。これは強くなるためではなく勝つための小細工だ。きみの要望だぞ。不満なのか?」
「いえ」
ティグラは笑った。
むしろ逆だった。コーチも本気だということがわかってうれしかった。これから、ライルに勝つために、護国騎士の矜持に反しない限りのあらゆる対策を練っていくことになる。そこまで付き合ってくれるカブト女には感謝している。そういう笑顔であった。
カブト女は、眩しい物でも見たみたいに顔をそらした。
◇◇◇
「〈快眠〉を相手にかけて、眠ったところをグサリとやってたよ。というかぼくもやられたんだけど。っていうか、剣で戦いながら魔力を煉化できるのってずるくない?」
アストラルアクションを終えたロブが、放課後の教室で、愚痴るように報告してきた。
「ありがとう。……剣で戦いながら魔法を?」
「は? そんなことできんのか?」
ルイトンも驚きの表情だ。
煉化にはある程度の集中が必要なため、戦闘のような即応性が求められる行動中には難しい。
ティグラは、最初のアストラルアクションの授業を思い出していた。二年生筆頭であるミリュエール先輩でも、魔法を使うのは相手と距離が開いて余裕ができたときだった。
「いや、プロの試合でも戦いながら魔法なんて見たことねえぞ」
「ほんとだよ。ライルが剣で撃ってきたけど、盾があるから少しの間もちこたえてたのさ。そしたら急に眠気が来て……おしまい」
ティグラもルイトンも声が出ない。いや、普通のアストラルアクションをよく知るルイトンのほうが、受けた衝撃は大きいだろう。
「あいつが普通じゃねえことは重々承知だったが、そんな芸当までできるとは。どうやってやるんだ?」
「おれも聞きたい」
「わからないよ。本人に聞いたらどうだい」
ティグラは難しい顔だ。今夜、コーチにも話しておかなければいけないだろう。
「しかしロブよ、おまえライルと直接戦ったのかよ」
「ぼくだってホントは御免被りたいけど、偵察しろって言われたからね。そこの彼に」
「悪いな」
「別にかまわないよ。ライルに負けてもぼくの評価は下がらないだろうし、眠ってる間に死んだから痛みもゼロだったしね。それにしてもライルは改めて強いよ。ぼくが自分で戦う前に、他の人とやってるところをちょっと眺めてたんだけど、全部無傷だったね。相手が誰でも対応して、〈快眠〉。で、とどめ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます