第3話 大人の女

衣舞と結ばれたあの日の夜、自宅アパートにルイを呼んだ。


「ルイ、出来ればルイが先がよかった。」


そう言いながら触らせた。


「あんたが先走るからでしょ?」

「ごめんなさい。」

「…もうしないで。」

「え?」

「衣舞ともうしないで。」

「じゃあ、相手してよ。」

「あたしなりいくらでもしてあげる。」


「…気に食わねぇ」


ルイのピアスを見てそう言うと、


「開けたいなら開けていいよ。」

「なんでそこまでする?俺の事男としてなんてみてねーだろ?」

「娘なのに取られたくないって、体使って引き止めたいって思うのは、頭のどこかで女になってる証拠よ?」


「……アミとしたいって気持ち消してくれないかな?」

「……」


初めて大人の女に攻められた…。

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