第2話 所有物

あの日から、学校でも、 バスの中でもどこでも衣舞とキスしていた。


でも、ある日から少しまた少し変わって行った。


ある日、また男と楽しそうに話しているのを見て、その場で引き剥がしに行った。


衣舞の手を引いて少し離れると、頬を叩いた。

その後すぐにキスした。


初めて舌を絡めて、耳を撫でた、


衣舞は、完全に溶けていた。


でも僕は止まらなくて、直に握らせた。


「何回言えばわかんだよ。なぁ?今日はもう許さねぇから。口開けろよ。」


無理やりにねじ込んだ。


「……可愛いな。たまんねぇ…」


暫くさせて口の中に出して、

すぐキスして、分け合って飲み込ませた。


「これで終わると思うなよ。」


「ダメ…」

「なにこれ。」

「…恥ずかしい」


確かめると悦びと欲求で音まで発していた。


「……あぁ、そうここだな。」

「出ちゃう…。……あぁっ!……」


衣舞は初めて僕の腕の中で女になった。



「…衣舞。お前誰のものだっけ?」

「涼太のもの。」

「さっきのあれなに?」

「ごめんなさい…」

「あれ何?『ごめんなさい』とか要らねーんだよ。」


僕は髪を掴んでまた口に入れようとした。

するとそのまま大人しく口に含み始めた。


でもそれも面白くなくて、

抜いて、キスした。


「衣舞…お前、ちゃんと俺が好きか?」

「うん…」

「ならあんなことすんなよ。」

「ごめんなさい」

「……入れないとわかんねぇか?」


すると、しゃがんで口に入れ始めた。


「衣舞…それ気持ちいい…」」


口もそこそこにぼ立ち上がってキスしてきて、


「入れて」


衣舞は壁に手を着いた。


「中に出すからな。」

「いいよ。」




高校二年生の秋。

結ばれた。


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