第39話 本気を出すしかなくてワロタ


『それは邪魔ねえ! 子殺しを黙って見物してなさい! お前たちは子殺しの感想を聞いた後にしてあげましょう!』


 女の声──闇の大精霊の声が聞こえると共に黒鎧が立ち上がり、ロイドたちの持っている銃に触手を伸ばすと全て破壊する。


『銃が』『こいつやべえ』『強すぎない』


 ロイドたちが絶望した声を上げ、ステラ以外全員が戦意を損失した状況が出来上がってしまった。

 前のステラであればそれで絶望して終わりであったが、ピンチであっても揺るがないシドの存在を知り、自分自身が強い力を持っていると理解した今は圧倒的な力を見せられても何とか耐えられた。


「ミラさんを気にかける余裕がありません。かなり揺れると思うので衝撃に備えてください」


 ステラはそう言うと『身体強化』を掛けて、周りに五つの光球を生じさせると形を剣の形状に変えた。


『暑苦しい! 何だそれは!』


 闇の大精霊と強く関わったことで神聖力に当てられるとダメージが入るようになった剣から生じる神聖力に当てられたエドランは呻くとステラの光剣に対応するように闇で出来た鎧の形を歪ませて手足に剣に変えると応戦し始めた。

 闇の精霊力と神聖力は相性が悪く、光剣を弾くごとにエドランは苦悶に顔を歪め、闇精霊の干渉が緩んでいく。


   ───


続きを書くモチベになるので、是非とも星⭐︎⭐︎⭐︎、フォローお願いします!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る