第30話 爆弾も揃って草
聖女就任式が終わったあと、ガンダインの元に向かうと伝えると教皇のモンローからも自爆装置撤廃の口添えするということで就任式の面子のまま工房に向かうことになった。
「……」
工房に着くとガンダインが椅子に座って虚空を見つめているのが見えた。
別れる直前に前聖女ロス状態で若干グロッキーだったが未だにショックから回復していないようだ。
「ガンダイン様、どうかされましたか?」
事情を知らないモンローが尋ねるとガンダインがこちらに気づいたようで顔を向けてくる。
「お前らか。なんでもねえ。……次のがお前みたいなのなら悪くはねえからな。要件を言え」
心の声を隠せないタイプらしくステラを見ながらそうぼそりと呟くと要件を聞いてくる。
まだ立ち直ってはいないが応対はできるくらいには踏ん切りがついてきてるってところだろうか。
直情的だが顔には出にくいタイプなのではっきりとはわからないがあちらから尋ねてきたので自爆装置の件を切り出すとするか。
「自爆装置を加工して半径百メートル圏内を爆発に巻き込める爆弾を作りたいのですが」
「自爆装置排除を約束した直後に爆弾作りか。自爆装置を取り外す云々と言っていたがお前の差金か。材料があるのなら話は早え。手間も掛からねえ代物だから銃と並行で作ってやる」
「ガンダイン様、鎧の仕様を自爆装置の未搭載のものに組み直すのはよろしいですか」
「ああ、わかっている」
切り出すと色の良い返事が聞こえ、モンローの要求にも応える約束をガンダインはした。
またロマンナが過労でくたばりそうだな。
とりあえずこれで整えられる装備は揃えるだけ揃いそうだな。
───
続きを書くモチベになるので、是非とも星⭐︎⭐︎⭐︎、フォローお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます