夢の中でお上(先祖?)と話せる話

久石あまね

夜寝る前にするある儀式

 僕は夜、寝る前にベッドの上で南を向き、ある祝詞を唱えている。

 そして祝詞を唱えたあと、自分の家の墓石に彫られている先祖の名前(覚えている範囲で)を心の中で唱える、そして心の中でご先祖様たちに「いつもありがとうございます」と言って寝る。なぜご先祖様たちに「いつもありがとうございます」というのかというと、ご先祖様がおられなかったら、自分は生まれていなくて、存在しなかったからだ。だから僕はありがとうございますという。


 おにぎりを食べて「おいしい」と感じるのも、好きな人と話して心がポカポカするのも自分が生きている証だ。もちろん職場で怒られて気分が落ち込んだり、親と死別して悲しみに暮れることもあるだろう。そういった経験を味わうことで同じような経験をした人の気持ちがわかるようになったりすることができる。それは人として大事なことだと思う。

 そういった大事な経験ができるのはご先祖様が生きていてくれて僕に生命のバトンを繋いでくれたから。だから僕は自分の命を無碍にできない。また新しい命へと繋いでいく役割があるから。

 

 寝る前に祝詞を唱え、ご先祖様の名前を言って感謝して、眠ると、早朝ぐらいに明晰夢を観るようになった。


 『明晰夢』とは夢を見ているときに夢を見ていることを自覚し、夢の展開をある程度コントロールできる状態のことだ。


 つまり明晰夢とは夢の中で自分で自由に動けたり、話せたり(僕は夢の中ではテレパシーで話す)できることだ。


 僕は明晰夢で崩れた城の石垣を登る夢を見ているときにその石垣を登ろうとしたら、身体が重くだるい状態、身体とベッドが一体化したような感じになり、しんどくなり登るのをやめた。


 またこんな夢もあった。おそらく未来の夢だと思うが、マリオカートで出てくるような虹のレーシングコースで電動バイクで親友とレースをしていた。バイクのスピードは自分で調節できて、僕は友達を突き離しゴールした。


 また最近は夢の中で最近気になっていた女性が出てきて、僕が夢の中で「僕のことをどう思いますか?」とテレパシーで言ったら、「うん」と首を縦に振られた。それはどういう意味かはわからなかったが、僕のことを、嫌いではないという意味かなと思った。それから後日、また夢の中でその女性に会うと「重い人は大っきらい」と言われた。僕は恋愛をすると重く深刻になる(自分が死んでも相手を護るとか考える)ことがあるのでそのことを言われているのだなと思った。これらはすべて夢でテレパシーで言われている。

 そしてそれからまた後日、夢の中で、僕がご先祖様らしき人と話している時に偶然、「あの女性のことをどう思いますか?」とご先祖様に聞くと、「そなたが思うておる理想の女性ではない」と一言言われた。僕はそれを聞いてどうとも思わなかったし、そのようなものなのかもしれないなと思った。でもその女性と生で会ったときの笑顔とか、話し声とかオーラは僕の心をポカポカとさせてくれるし、なにより癒される。だから僕はその女性に対して夢でご先祖様に言われたからといって悪い感情は抱いていない。


 明晰夢の中で小説を書いていることもある。夢ではすごく美しい教科書に出てくるような文章(美しい日本語)を書いている。

 でも現実のカクヨムとかに書いている文章は下手くそだ。(笑)つまり夢と現実が乖離しているということだ。

 夢はあくまでも夢ということかもしれない。

 だから僕は明晰夢を見たからといって、夢で起こったような出来事を信じすぎたり、過度に分析しないようにしている。


 それが心にとって一番良いことかもしれないと思っている。


 (ここであげた夢の内容は筆者の筆力がなくリアルに書けませんでした。だから下手くそです。申し訳ないのですが、ごく一部しか書けませんでした。)


 このエッセイの内容は多くの人にとって理解しがたいかもしれませんが、筆者に対して実際に起こったことなので、ご承知ください。決して嘘はついておりません。

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夢の中でお上(先祖?)と話せる話 久石あまね @amane11

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