5 最初の女の子(風原警察刑事部捜査一課刑事里見 善光(さとみ よしみつ)警部補視点)
まあ、
だが。
何を
それも、
首が見つからないまま死んだことになっているのは、十
おそらく、あの時
第四事件被害児童の
だから、何か
まあ、長男は
二男夫婦は、「大
二男夫婦は
オートロックのタワーマンションに
この家の
まあ、
元一人っ子の、日向ちゃん。
日向ちゃんは、まだ
夫婦
日向ちゃんが
父親は警察官。
母親は
けなし合っている。
娘は私が
大晦日と元日に、ホテルに
今
娘は小学校教諭の
娘も、「風原には
お
「お母さん、お母さん。
年末年始のテレビって、特別編成でしょ?」
「
「お母さん、それ本当?」
「『かも』、だから。
「
最
「
日向お
妻と私の
響也が高校二年生から大学一年生までの
まあ、息子が
息子が生まれる
まあ、「
妻がみたらしの
「はぁー。
アンタ、やけに詳しいわね。
お
アンタが
「母さんこそ、
俺はただ、
あんな報道特集、リアルな教
自分でもかなり
警察官で
「じゃあさ、
模倣犯が
「それは無い。というか。
警察がさ。どうも、男の子の行方不明事件と、
だから、大学の
「元未成年って
「父さん、シニア警官だから、署
つまりさ。
小中学校の
義務教育が
あとは、
「戸籍が無い子?」
「そうそう。
あとは、不
無戸籍児は。
そこで、娘は何かを思い出したかのように、食べかけの串団子の串の
「あとは
ウィンドベルホテルの
ねえ、お父さん。
わたしの中学・高校の
それで、家出して、風鈴キッズしている子がいるんだってー。
わたし、知らなくて―。
中学のバド部の
ミニ同
串に
冬場だから、
妻はもう一度今のゴミ箱の中を
あっ、つい、前の家の
前の妻はゴミ捨てに
「さあさあ、こんな気持ち
子どもいない二男夫婦の
良い?
響也も日向も、お兄ちゃんとお嫁さんを困らせないでね」
「「はーい」」
妻の注意に日向ちゃんと響也は
そうしている間に。
私のスマホのトップ
通知をよく見ると。息子夫婦たちではなく、私の
アイコンは、父の日に食べた娘手作りのカレーライスの
弟一家とは、
[これから
「お父さん?」
グイグイ
日向ちゃんは
響也は
「おじいちゃんおばあちゃんの家に合流する前に相談事があるんだろう。
窓花ちゃんと積貴君、
「そうだっけ?」
「そういえば、引っ
おじさんが犯人だったりして―」
「やめなさい!」
つい、日向ちゃんに
「お父さんたち、警察官も
本当に
「……わたし、そんなつもりじゃないし。
「……お父さん。
哲己おじさん、この家のどこで寝るの?
……また何かメッセージ来た。
窓花ちゃんが『ヨシヨシおじちゃんの家に
「は?」
「どうしよう!
ピザ?
これから、夕
どこかで食べて来てから、来てくれそうじゃないものね。
ねえ、電話してみたら?」
妻とも話し合っている間に、弟の哲己から着信が入った。
「……もしもし、どうした?
哲己?」
<ヨシ兄ちゃん。
急だけど、そっちに
「事件か?事
電話相手は弟なのに。ついつい、
私は
哲己は三男坊。
長
家のことで
ただ。
トラブルの場合は、
私は時代
明日からは長男一家三人(大人二人赤ん坊一人)と、二男夫婦がやって来る。
里見 哲己一家は四人。
客間は、長男一家が利用する予定の一階客間のみ。
はたして、弟一家の寝る場所を
「もしもし、青馬か?
父さんだけど。
哲己おじさん一家が
ベビーグッズ、とりあえず御前の使っていた
御前の部屋なら、三人泊まれるだろ?」
<
「じゃあ、哲己
正月
大晦日早々だ。
いったい、どうしたって言うんだ……。
俺の正月休みは。
もしかして。
もしかすると。
首無し少女事件から
十五年前も
あの報道特集前編きっかけで、
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