2 神隠し注意!
移動教室から
はぁ。
日直の仕事
給食
いわゆる、学校
十
だから、
アスファルトは
教室の
わざわざ、
どうせ、この窓から外を覗いても、
でも、教室の外へ
教室のドアは、
黒板・
廊下には、お
桂川先生は
あーあ、これから、
一時間
「キンコンカンコン」が
「桂川先生ー。
「……あの、これは
「わたしがおすすめしたじゃないですか!
「一時間目の授業準備があるので、
「わたし、
「
先生も、わたしも。
登
「
学校のトイレの
先生は、
あっ、桂川先生が紺色のカーディガンを
「桂川先生、待ってください。
もうすぐ『
先生の
わたし、
いつでも、出張の
「いえ。もう、お
あれから、十
わたしが二人を
「……そうですね。
安和ちゃんにに
桂川先生も
まあ、わたしの家は
「安和ちゃん、
生理のことは四年の健
「
男の先生でも、桂川先生にはきちっと対
紅葉さんも、紅葉さんだよ。「わたしの
「やめてください」
「……え?」
「
私に
こうして、
私は貴方の
私は貴方の
そこで、やっと、
「
こちらで、処理します」
「やだなー、
「
「ストーカーじゃなくて、任務
「
「どこが、だ」
「……大人のドラマみたいだった」
「はぁ。
御前は、ああいう人間にはなるなよ」
「ああいう人間?」
「そう。
「まさか。
もう、紅葉さんからお
「……おい」
「だから、『裏方さん』のボスに、薬を
そうしたら、
「御前は……。
はぁ。
体育
先生は
保健室・
会議室前の掲示板には、ズラリと
「
「天狗って飛べるの?」って思ってしまうと。校長先生がニヤニヤ
「
「赤マントの
……赤いマント
そんなのおしゃれの
とにかく、校長先生は、
「お面、ゆるくないか?
体育館に入ると、
桂川先生がわたしのお面が外れないか、廊下の
「神様の神
わかってるよ。
外さない、外さない。
何度も
今日はバスケットボールのドリブル
「……」
「校長先生にサッカーとかバスケとか、キツイって。
一月の
「交流会は年に一度」
「はいはい、わかりましたよー」
「神隠し注意!」
今度は、イラスト無しの
校長先生、メチャクチャ、
まあ、
コンビニ、
小学校一年生の
前の学校は
わたしは
「ごめんくださーい。
『佐藤 紅葉』の
「裏方さん」用のお
「『来るのは
「そうなんですけどー。
今日、これから、ドローンで
回収ついでに牛乳
「折り
「ドローンって、
「
サングラスと白手
うーん。
これは神隠しじゃない。
神様はいないし、どこも隠れていない。
この学校には、
教員
教室の後ろのドア
教
「学校の
でも、どこの学校から持って来たかは、わたしも
あと、最近のは。
「
「陰」(この
でも、「陰謀」は読める。
祠をキレイにしないと、神様が
「お供え物を
神様が
掃除をしない人を祟るくらいなら、祠の中を
あとはー。
学校の三階の
……あっ、この学校、二階
……音楽室も無いし、肖像画を飾る前に、校長先生に
あとはー、陰謀。
うん、居ても居なくても
居るかどうかはっきりして欲しいけど、居たら居たで、何か世界がパニックを
まあ、結局、
自分のそっくりさんに
神隠しも、お
でもね。
ほら、大人の、そして、男の人。この桂川先生が体育館のドアを開けずに、わたしに「レディファースト」と
でもねー、先生。
わたし、先生の怖いもの、結構、知ってるよ。
教員住宅の窓の
家事を
あと。
不安以外の怖いものも、知ってる。
そう。
体育館のこの大きな
ググググググッ。
「今日の体育は中
とっても、
わたしもブルブル
「マット運動だろ?
裏方さん
わたしは、小学生用のマットの持ち手を引きずりながら、
きれい。
「■■小学校■■■■年度
ここへ来る前の学校でも、
「ふふふ」
「どうした?」
「えーっとですね。
このマットこそ、神隠しにあったみたいで、かわいそうだなーって思いました」
「神隠し?
体育館の備
気にするな、そんなんいちいち……」
桂川先生は一人で勝手に準備体
「先生、
「あれだ。
「挨拶を
「あれだ、あれ。
挨拶
ほら、あっただろ。
靴
足の
冷たくなっていく。
マット運動を
そうなる十分後の「
「今日は、開
「先生、それはヨガのポーズですか?」
先生が三
「
「お
お釈迦様の死にゆくときの
先生、今日はやる気がないな。
「俺は、人に
ブツブツ
「骨だけは折るな。
もう、
それでも、開脚前転を二十回はやっただろう。
先生も二十回目まで
いよいよ、先生が
わたしに向かって、「シッシッ」と手で
そうして、
四十五分授業なのに。
一時間目開
「体育館の中、五
「……」
「
桂川先生は五周歩ききるまで、小学校時
「なあ、安和」
「はい?」
「
「……
ココア揚げパンですか?」
「俺の小学校時代は、そんな
プレーンの
きなこ。
六年のときは、
シナモンはかけ過ぎると、カフェインみたいに中毒になるそうだ」
先生はそんなに熱
そして、クラスの
加藤君は
「人気のある先生で、学級
熱
その先生も『
先生は、わたしの「どう
こう言った。
「佐藤 紅葉は、今日の給食が揚げパンだって喜んでいたよ。
それがさっき、話の始まりだった。
ふふふ。
ああいう
いなくなるのは、
体育館の扉は、閉じている。
あの扉の向こうには、「神隠し注意!」掲示物がある。
先生はとうとう歩くのをやめて、「神隠しに注意するんだぞ」と、わたしと目
ここに
良い子にしていないと。
紅葉さんみたいに、
そうしたら、桂川先生の、この仕事も無くなってしまう。
うん、わかってますよ。
わかってます。
大丈夫ですよ。
わたしはそう言って、
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