2 神隠し注意!

 じゅうがつむい金曜きんよう

 あさ学級がっきゅう活動かつどうわった。

 日直にっちょく仕事しごとは、あとは……。

 授業じゅぎょうはじまりとわりの挨拶あいさつでしょ。

 黒板こくばんすのもわすれがち。

 移動いどう教室きょうしつのとき、教室の照明しょうめいすのはもと、忘れがち。

 移動教室からもどったら、教室の照明をつけるのは忘れないのに。

 給食きゅうしょくの「いただきます」と「ごちそうさまでした」の挨拶。

 かえりの学級活動の司会しかい進行しんこう

 はぁ。

 日直の仕事以外いがいにも、給食当番とうばんもあるのに。

 給食時間じかんだって、かつらがわ先生せんせいとわたしの二人ふたりぶん配膳はいぜんをやらなくちゃいけない。

 校長こうちょう先生は「けん食」しなくちゃいけないから、一緒いっしょべない。わたしたちよりさんじゅっぷんじょうはやく食べなくちゃいけない。

 いわゆる、学校代表だいひょうどくがかり


 十いちすえ大雪おおゆきは、完全かんぜんめんえるところまでとけた。

 だから、どうしゃ道もグチャグチャのあく

 アスファルトはかれていないから雪がもると、まだあるきやすかった。

 砂利じゃりどろと、うすごおり。まあ、ミミズがいないのは、はるなつあきの道路とのちがいかな。


 教室のまどには、しろなカーテン。

 わざわざ、そとのぞくのも面倒めんどうくさい。

 どうせ、この窓から外を覗いても、寒暖かんだんでくもってるか、結露けつろで見えない。


 でも、教室の外へられそうにない。

 教室のドアは、しょ

 黒板・廊下ろうかがわと、反対はんたい側の掲示けいじ板・廊下側。


 廊下には、お化粧けしょう若干じゃっかんいめの「裏方うらかたさん」こと佐藤さとう 紅葉もみじ仮名かめい)さんが待機たいきしている。

 桂川先生はなにかんがえ事をしたまま注意ちゅういで、廊下に出てしまった。

 あーあ、これから、ながいぞ……。



 一時間の授業準備じゅんびの五分間は過ぎてしまって、チャイムが鳴った。

「キンコンカンコン」がこえているはずなのに、紅葉さんは桂川先生の紺色こんいろのカーディガンのひだりそでをつまんではなさない。


「桂川先生ー。

 あたらしいおめんはどうですかー?」

「……あの、これは自分じぶん購入こうにゅうしました」

「わたしがおすすめしたじゃないですか!

 れないし、かるいでしょ?」

「一時間目の授業準備があるので、失礼しつれいします」

「わたし、つだいますよ」

結構けっこうです」

 先生も、わたしも。最近さいきん学校がっこうあいだはなからしたい、はん面につけえることがおおくなってきた。

 登校はフルフェイスの面。

いえ」に帰らないと、仮面はなかなかはずせないけれど。

 学校のトイレの個室こしつ交換こうかんする。

 今日きょうのような体育たいいくは、あさから、半面で登校した。

 先生は、かざのないくろ色の半面をしている。


 あっ、桂川先生が紺色のカーディガンをごうとしている。

「桂川先生、待ってください。

 もうすぐ『かりの日』でしょう。

 先生の地元じもと慰霊いれいさい

 出張しゅっちょうなさらないのですか?

 わたし、警護けいごしますから。

 いつでも、出張の申請しんせいしてくださいね」

「いえ。もう、おこえはかかりませんよ。

 あれから、十五年ごねんです」


 わたしが二人をけて、掲示板・廊下側のドアをおとてずにめして、廊下に出たのに。おんなづいた。

「……そうですね。

 どもだった子も、大人おとなせい長していますし。

 安和あんわちゃんだって、そうですよね。

 安和ちゃんにに生理せいりたら、もうお面もいらなくなるんじゃないでしょう?

 おとこの先生には生理ないけれど。

 桂川先生も自由じゆうになるとおもいます」

 さわらぬかみたたりなし。

 まあ、わたしの家はたしか、ぶっ教徒きょうとだったはずで。わたし、神さま熱狂ねっきょうてきしんじるほど、おめでたい人間にんげんじゃない。

「安和ちゃん、はつ育がいんですって。

 年で生理はないかもしれないけれど。五年・ろく年ではるんじゃないかって。

 派遣はけんよう護教の先生がおっしゃってました。

 保健ほけん室にも、いざってときにナプキンいてもらってますし」


 生理のことは四年の健こう診断しんだんで、養護教諭の先生からおしえてもらった。

突然とつぜん来ても、ビックリしないように。

 男の先生でも、桂川先生にはきちっと対おうするようつたえてあるから。遠慮えんりょなく、きちんと来たことをつたえて、自分でしょ理すること」とわれた。

 紅葉さんも、紅葉さんだよ。「わたしのはなし」を使つかってじゃないと、桂川先生の気をけないんだから。

 馬鹿ばか々々ばかしい。


「やめてください」


「……え?」

わたし監視かんし任務にんむをサボっている貴方あなた雑談ざつだんをするよう、めいじられていません。

 わたしなに待されているかはわかりませんが。

 私にびついたり、うでもうとしてみたりするのはやめてください。

 こうして、ふくをつかむのも、気わるいです。

 私は貴方の恋人こいびとではありません。

 私は貴方の友人ゆうじんですらありません」


 そこで、やっと、男性だんせいの「裏方さん」がけつけた。

もうわけありません。

 こちらで、処理します」

「やだなー、誤解ごかいですって。

 一緒いっしょに安和ちゃんをささえる仲間なかま同士どうし仲良なかよくしましょうよ!」

まえ任務にんむちゅうにストーカーするんじゃない!」と大声おおごえ怒鳴どなられても。

「ストーカーじゃなくて、任務内容ないよう相談そうだんですよー」と紅葉さんはニコニコしながら、応じていた。

 結局けっきょく、紅葉さんは「裏方さん」たちにどこかへれていかれてしまった。



修羅しゅら?」

「どこが、だ」

「……大人のドラマみたいだった」

「はぁ。

 御前は、ああいう人間にはなるなよ」

「ああいう人間?」

「そう。

 だれかに注目ちゅうもくしてしくて、子どもをだいにするような大人」

「まさか。

 もう、紅葉さんからおなかピーピーのくすりわたされてないよ」

「……おい」

「だから、『裏方さん』のボスに、薬を調しらべてもらったの。

 そうしたら、便べんしょうのお薬だった。

 こんは、下痢げりよりも便秘になやまされそう」

「御前は……。

 はぁ。

 体育かんくぞ」

 先生はなにかを言いかけて、やめてしまった。



 階段かいだんりて。

 保健室・会議かいぎ室・職員しょくいん室のまえの廊下をとおる。


 会議室前の掲示板には、ズラリと新作しんさくならんでいる。


みちする子はやまへ連れられるぞ!」

 天狗てんぐが子どもをうしろから羽交はがめにして……飛んでる。

「天狗って飛べるの?」って思ってしまうと。校長先生がニヤニヤよろこぶだろうな……。


わるい子はおににさらわれる!」

 金棒かなぼうをポーンとそのへんてて、子どもの手をく鬼。


「赤マントの怪人かいじん出没しゅつぼつ注意ちゅうい!」

 ……赤いマントているひとを不審者しんしゃあつかいしたら、かわいそう。

 そんなのおしゃれの趣味しゅみ範囲はんい内じゃん。

 りき作の絵画かいが……なのか、イラストかん板なのか。

 とにかく、校長先生は、ひまさえあれば、校ないの掲示板を「てん感覚かんかく利用りようしてしまう。


「お面、ゆるくないか?

 体育館に入ると、はしまわってつかまえられないからな」

 桂川先生がわたしのお面が外れないか、廊下の中でチェックし出す。

「神様の神かくしでしょ。

 わかってるよ。

 外さない、外さない。

 何度もねっしょうになってたおれかけたけど、先生がアイシングしてくれたから、外さなかったよ。

 今日はバスケットボールのドリブル練習れんしゅう?」


「……」


「校長先生にサッカーとかバスケとか、キツイって。

 としの二月なんか、マット運動うんどう模範もはん演技えんぎするって、はりきってさ。バチーンッてアキレスけんれるおとがしたもん。

 一月のもちつき交流こうりゅう会みたいに、ボランティアさんに来てもらってさ。校長先生が体育の授業に飛び参加さんかしないようにしてもらおうよ」

「交流会は年に一度」

「はいはい、わかりましたよー」


「神隠し注意!」

 今度は、イラスト無しのおおきながみ

 校長先生、メチャクチャ、しょ道もかなりの腕前うでまえちょう達筆たっぴつ



 まあ、ちょうしょう規模きぼ校だもん。

 田舎いなかだしね。

 コンビニ、ったこと無い。

 家庭かてい事情じじょうで、山村さんそん留学りゅうがく中。

 ごしたい。

 ほねっても、むしになっても。なかなか、会の病院びょういんへ出るまで、大変たいへんだもん。


 小学校一年生の月末から、この学校へてん校して来た。

 前の学校はおおきくて、ひともいっぱいいた。

 はなあい手は、桂川先生しかいない。


 わたしは玄関げんかんから人気ひとけがして、先生の後ろに隠れる。

「ごめんくださーい。

『佐藤 紅葉』の回収かいしゅうに来ましたー」

「裏方さん」用のお部屋へやのドアがひらいて、ボスがいそいで出て来た。

「『来るのは放課ほうかい』と言ったはずです」


「そうなんですけどー。

 牛乳ぎゅうにゅう配達はいたつげつ曜日だったけど、あくこうで、連日れんじつえん期になったでしょ。

 今日、これから、ドローンではこぶってときに、故しょうしちゃって。

 回収ついでに牛乳とどけろってたのまれました」

「折りかえし、確認かくにんしてみますね」


「ドローンって、でん気でうごいてるから。

 寒冷かんれいとかで、ふゆ飛行ひこう墜落ついらくしやすいんじゃないのかな?」

じゅう電が持たない」

 サングラスと白手ぶくろをしたなんでも屋さん。


 隠しとさるぐつわ、手あし拘束こうそくをされたおんなの人が学校の外へ運びされる。


 うーん。

 これは神隠しじゃない。

 神様はいないし、どこも隠れていない。

 あきらかに、人間一人ひとりが連れ出されていく。


 この学校には、図書としょ室も無い。

 教員住宅じゅうたくと学校をむすつう学路沿いに、図書館も無い。

 教室の後ろのドアよこには、掃除そうじ用具れ、本棚ほんだながある。

 教ざい用の本棚と、わたしのための本棚。

「学校のかい談」や「学校なな思議しぎ」の表紙ひょうし一部いちぶ、シールをはがしたようなあとがある。きっと、はい校になった小学校の図書室から持って来たんだろうな。

 でも、どこの学校から持って来たかは、わたしもふくめて誰も、ってちゃいけないこと。

 あと、最近のは。

陰謀いんぼう」とか、「都市とし伝説でんせつ」の本。

「陰」(この漢字かんじ)と「謀」(その漢字)なんて、どうむのかは知らない。

 でも、「陰謀」は読める。


 たとえば。

 ほこらは大事にして、おそなものをすること。

 祠をキレイにしないと、神様がおこるなんて、かんがえるより。まず。

「お供え物を放置ほうちするから、野生やせい動物どうぶつ餌付えづけしちゃう」って、わたしは考える。

 神様があららすんじゃ無くて、お供え物にられた動物たちが蹴散けちらかす。

 掃除をしない人を祟るくらいなら、祠の中をあさりに来る動物を祟ったほうが良いと思う。


 あとはー。

 学校の三階の女子じょしトイレには花子はなこさんが出る。

 ……あっ、この学校、二階て。


 音楽おんがく室のベートーベンの肖像しょうぞうよるになると、うごき出す。

 ……音楽室も無いし、肖像画を飾る前に、校長先生に落書らくがきされそう。


 あとはー、陰謀。

 世界せかい牛耳ぎゅうじなぞの人たち。まあ、居いても、わたしは気づかないだろうな。

 うん、居ても居なくてもこわいのは、UFOユーフォー

 居るかどうかはっきりして欲しいけど、居たら居たで、何か世界がパニックをこしそう。


 まあ、結局、一番いちばん怖いのは、ドッペルゲンガー。

 自分のそっくりさんにうと、死んじゃうんだって。


 神隠しも、おけも、怖いけれど。

 でもね。

 ほら、大人の、そして、男の人。この桂川先生が体育館のドアを開けずに、わたしに「レディファースト」とへんゆず紳士しんし的な精神せいしんをみせる。

 でもねー、先生。

 わたし、先生の怖いもの、結構、知ってるよ。


 夜中よなかの、廊下。

 教員住宅の窓のこうの、何かの気配。

 家事を支援しえんしてくれている佐藤 うめ子さんのおかめの仮面にこしをぬかしたことがあるでしょ。

 あと。

 不安以外の怖いものも、知ってる。

 そう。

 体育館のこの大きなとびら。引きを開ければ、中に入れるのに。


 ググググググッ。


「今日の体育は中ー」


 一晩中ひとばんじゅう、誰も開閉かいへいしなかった体育館は、冷蔵れいぞうのように冷気がたまっている。

 とっても、つめたくて、ヒンヤリ。

 わたしもブルブルふるえながら、体育準備室へはしる。


「マット運動だろ?

 裏方さんに教室に運んでもらってさー」なんて、なさけない声がうしろから聞こえて来たけれど。

 わたしは、小学生用のマットの持ち手を引きずりながら、三枚さんまいならべる。


 きれい。

「■■小学校■■■■年度同窓どうそう寄贈きぞう」のマットだそうだ。

 ここへ来る前の学校でも、児童じどうすうすくなかったんだろうな。

 やぶれてないし、よごれていない。

「ふふふ」


「どうした?」

「えーっとですね。

 このマットこそ、神隠しにあったみたいで、かわいそうだなーって思いました」

「神隠し?

 体育館の備ひんは、どこからかのあつめだ。

 気にするな、そんなんいちいち……」


 桂川先生は一人で勝手に準備体そうを始める。

「先生、号令ごうれいがまだです」

「あれだ。SDGエスディージーsで、エコだろう」

「挨拶を省略しょうりゃくするのが地球ちきゅう環境かんきょうやさしいんですか?」

「あれだ、あれ。

 挨拶きでも仲良しな先生と生

 ほら、あっただろ。

 みんなで、仲良くしようって言う目標もくひょう十七じゅうななつのうちのひとつ。

 へい和の目標」

 内靴うちぐついているのに。

 靴底くつぞこが。

 靴したが。

 足のうらが。

 冷たくなっていく。

 マット運動をはじめて十分すれば、この冷たい体育館にもれてくるはず。

 そうなる十分後の「ちからい」まで駆け出したい。

「今日は、開きゃくぜん転を練習するぞ」

「先生、それはヨガのポーズですか?」

 先生が三枚目まいめのマットを自分の足もとに引き寄せ、よこになる。

涅槃ねはんのポーズだ」

「お釈迦しゃか様もビックリして、飛びきそうですね」

 お釈迦様の死にゆくときの姿すがた真似まねている。

 先生、今日はやる気がないな。

「俺は、人にかれるような人間じゃない。

 ちちにもははにも、あに……誰にも、あいされない存在そんざいなんだ」

 ブツブツひとごとを言いながら、児童一人に注もんをつけてくる。

「骨だけは折るな。

 捻挫ねんざ駄目だめ

 もう、直立ちょくりつ不動でいろ」


 それでも、開脚前転を二十回はやっただろう。

 先生も二十回目までかぞえて、マットのうえから「よっこいしょ」と言いながら、がった。

 いよいよ、先生が披露ひろうしてくれるのかと思ったら。

 わたしに向かって、「シッシッ」と手ではらう仕ぐさをした。

 そうして、無言むごんで、マット三枚を片付け始めた。

 四十五分授業なのに。

 一時間目開が十分もおくれていたけれど、残りまだ二十分ある。

「体育館の中、五するぞ」

「……」

あるいてな」

 桂川先生は五周歩ききるまで、小学校時だいの話をしてくれた。


「なあ、安和」

「はい?」

げパン、きか?」

「……あぶらっこいですよね。コッペパンをげして、かなり油をってます。

 ココア揚げパンですか?」

「俺の小学校時代は、そんな洒落しゃれたフレーバーは無かったよ。

 プレーンの砂糖さとう

 きなこ。

 六年のときは、加藤かとうくんが家からシナモンパウダーを持って来てかけて、先生に怒られていた。

 シナモンはかけ過ぎると、カフェインみたいに中毒になるそうだ」

 先生はそんなに熱しんに話していたのに。

 じつは、揚げパンがきらいだったそうだ。

 そして、クラスの勉強べんきょうが出来る子ほど、「揚げパンが好きではない」かんじだった。

 加藤君は味変あじへんをするほど揚げパンが好きなのではなく。揚げパンが給食に出ると、喜ぶ連中を見くだしていた側だった。

「人気のある先生で、学級運営うんえいもすごかった。

 熱けつというより一人一人の才能さいのうてき性をのばすのが上手うまかったんだ。

 その先生も『貧乏びんぼうめしではしゃぐなよ』ってボソッて、こぼしていた」

 先生は、わたしの「どうへん事をすれば良いかわからない顔」を見つめるのをやめて。

 こう言った。

「佐藤 紅葉は、今日の給食が揚げパンだって喜んでいたよ。

 それがさっき、話の始まりだった。

 ふふふ。

 ああいうやつが神隠しにあわないんだよな。

 いなくなるのは、優等ゆうとう生でもない。

 普通ふつうの子なんだよ……」


 体育館の扉は、閉じている。

 あの扉の向こうには、「神隠し注意!」掲示物がある。

 先生はとうとう歩くのをやめて、「神隠しに注意するんだぞ」と、わたしと目せんうように、ゆかにしゃがんで、注意した。

 ここにることが出来るのは、校長先生よりも上位の、「かん責任せきにん者」のおかげ。

 良い子にしていないと。

 紅葉さんみたいに、されてしまう。

 そうしたら、桂川先生の、この仕事も無くなってしまう。

 うん、わかってますよ。

 わかってます。

 大丈夫ですよ。


 わたしはそう言って、わらえば良かったのに。

 笑顔えがおを作れなかった。

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