第26話
「「ごちそうさまでした」」三人がなんとも満たされた顔でカレーを食べ終える。
「これだけ食べてもらえたら作った側としたら嬉しいな。今は流石に食えないだろうけど、お風呂上がったらデザートの用意もあるから楽しみにしてよ」
「デザートもあるんですか?もう初日なのにダメダメにされちゃいます」
「カレーにヨーグルトとか使ったからそのあまりでヨーグルトのレアチーズケーキもどきを作ってみたんだ」
「あっ私それなんかで見たことあります。簡単に出来て良いですよね」
「そうなんだよ、簡単に出来てしかもヘルシーだからアレンジも効くし、今回はシンプルなやつだけどそれを気に入ったら色々アレンジするよ」
「楽しみですね、それじゃお腹ごなしにお風呂は私が洗いますね。敬斗さんはゆっくりご飯食べてくださいね、私達に作ってくれてまだ食べてないんですから」
「お言葉に甘えてご飯食べさせてもらうよ。風呂場の隅っこに洗剤とスポンジは置いてあるから」
「分かりました〜じゃっ洗ってきます」
家事を頼める人がいるのはこんなに楽なんだな。いつもなら手間だからシャワーで済ませようとするからな
「ねーねーケー兄はどのタイミングでお風呂にする?はじめ?最後?」
「どうしようか?先にみんなで入って来ちゃいなよ。こっちは皿の片付けとかあるし」
「じゃっお姉ちゃん来たら一緒に入ってくるね、間違えたとかいて入ってきたりしたらダメだからね」
「もちろん絶対に行かないから安心してよ」
「なんでしょう、それはそれで女として悔しいような」ゆいちゃんがへんな女のプライドに悩んでいると奥の方から人の気配がしてくる。
「敬斗さんお風呂洗ったからそのままお湯も張ってきました」と英梨さんが戻ってきたのだがその姿が問題だった。
「お姉ちゃん、お風呂洗ってくれてありがとう。でもお姉ちゃんも大胆だね。カレーのお礼にとかかんがえてる?」
英梨さんはゆいちゃんの大胆だねって言葉になんのことだろうと首をかしげる。おれはというとゆいちゃんの言葉の意味にすぐ気づきなるべく英梨さんを見ないように目を反らしている。
「ねーなんで敬斗さんはそっぽ向いてるの?」
俺は仕方なく今の状況を説明しようと口を開く
「そのだな、風呂掃除でだと思うんだけど上が濡れてしまっててシャツが張り付いて下着とか透けてしまってて」
英梨すぐ下を向いて透けてしまった黒のブラをすぐ両手で隠すように腕を組んできゃ~と叫びながら逃げるように風呂場へ戻っていく。
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