第22話

 拓真さんと話したのは土曜日でその日の夜に俺は、事情を英梨に話した。


「確かにあのおじさんならなにをしてもおかしくないかも、でもすぐに隠れるとこなんて、ホテル暮らしなんて無理だし」


「そのもし英梨がいやでなければなんだが、俺の家はまだ部屋が余ってるから多少不自由かもしれないが俺のとこにくるか?」


「えっそんな、いきなり迷惑だよ。でも」


「迷惑なんかじゃないよ、それより行動が遅れてなんかあった方が後悔しちゃうからさ、遊びにくる感覚で来て欲しいな」


「わかった、ごめんぬ。荷物すぐまとめてお邪魔するよ」


「うん、来てくれたら約束通りご飯は任せてくれて良いからね、家の場所は覚えてる?迎えに行くけど」


「近くになったら連絡するからそしたら来て欲しいな」


「分かった、荷物はまた取りにいけばいいから最低限で頼む」


 英梨に連絡も終わったので次は部屋の用意をしなければならない。部屋はあるといえまったく使ってないし、寝床も考えないといけないな。

 女の子が泊まるとかどうしたらいいんだ?ヤバいちょっとパニクってきたぞ。とりあえず掃除だ掃除



 掃除も一段落したころチャイムがなる、英梨達が来たかな?俺はすぐに部屋に入れてあげようと誰かも確認せず扉を開けてしまう。扉の開いた先にいたのは


「久しぶりね敬斗、お邪魔していいかしら?」


 扉の先にいたのは両親がいなくなってから俺を引き取ってくれた第二の母である千鶴さんだった。


「ひっ久しぶりだね千鶴さん急にどうしたの?」


「拓真さんから連絡をもらってね、英梨さんがくるんでしょ?女気一つなかった敬斗さんが困っているんじゃないかと思ってね、父さんは来ても邪魔になるだけだから置いてきちゃった」


 (拓真さん連絡してるならしてると教えてくれよー)


 「ささっ入れて入れて話は作業しながら出来るし」と止める間もなく入られてしまった。


「もしかして、敬斗さんちょうど掃除をしていた感じかしら?まだまだ雑なとこはあるけど、英梨さんはいつから来るのかしら?」


「なんかあったら嫌だったから今日から来てもらうことにしたんだ。もうすぐ来るんじゃないかな?」


「だったら私が来て残念だったかしら?開けるまで早かったものね、開けたら英梨さんじゃなくてごめんなさいね」


「謝らなくていいよ、来てくれて助かるし、俺一人じゃどうしようもなかったから」


「ならよかったわ、残りの掃除は私がやるからあなたは得意な料理で英梨さんを迎えてあげなさい」


 俺は千鶴さんの言葉に従い得意な料理を始めた




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