　全くあの女警戒心ってものがないのか？女なんだから雨に濡れたらどうなるかわかるもんだろうよ。

　しかし、背は低いものの出るとこは出てて、いわゆるロリ巨乳ってやつか？顔もしっかりは見てないが幼い感じがしたしって俺は一体何考えているんだ？今の状況で通報でもされたら完全に逮捕されちまうだろう、おじさんには迷惑かけないように今まで頑張ってきたのを無駄にする気か、バカなことを考えてないで早く風呂沸かしてやらなきゃな、ついでに最低限掃除してその後はあったかいスープでも作ってやるか

「今お湯を張っているから溜まるまでの間先にシャワーでも浴びて体を温めておけよ、洗濯機は乾燥機能も付いてるからついでに濡れた制服とかも乾かしておけよ」

　俺は、風呂の用意がひとまず出来たので彼女にさっそく入るように促す。新しいバスタオルを押し付けるように渡して、手を取り立たせて浴室の方に押し込んだ。

　さて、それじゃぁ特製スープでも作るとするかな、風呂で体を温めつつ体に優しいスープで体の中も温めてやれば多少は元気になるだろう。

　俺は冷凍庫にストックしてあるスープを取り出す。1週間ごとにまとめて作っておくのが俺の中でのルーチンになっており、時短も出来て満足出来ている。確か今回は、コンソメベースのスープをストックしていたはずだからこれにベーコン、人参、ブロッコリー、玉ねぎを入れて簡単ポトフでも作るとしよう、生野菜なら時間はかかるが冷凍野菜とかもたくさん売っているからこういう時は本当に助かるよな。

　……温かい、理由も分からず流れでシャワー浴びてしまってるけどこれからどうしよう？体が温まってくると同時に頭もハッキリしてきて今の状況に困惑してしまう。

　あの人は襲おうと思ったら思ったら私のことを襲えたはずだよね？私だって自分の体についてはわかっているつもりだ。背は小さいが胸は思ってるより育ってしまったし、本当胸なんかより背のほうが成長してほしかったのに、最近もだんだん下着がまたキツくなっている気がするし、今のサイズは確か、ABCDEFだったかな？まさかGまでいっちゃうのかな？うー今でもカワイイ下着ないのに、それに値段だって困ったなー、あっ下着も勢いで洗濯しちゃったけどお風呂上がったら私着替えどうしよう？もしかして、あの人それをわかってて洗濯させたんじゃ。

「おーい悪いがちょっといいか？そのままでいいから聞いてほしいんだが」

　浴室の外から声が、聞こえてきてびっくりして！ひゃいとうわずった声が、出てしまう。恥ずかしい

「制服とか洗濯の間着替えあれだろうから男物で悪いが新品のやつあるから使ってくれ……その下着に関してはだな、あれだ、上はないが下はボクサーパンツで我慢してくれ。多分女でも使えると思うから。今スープとか作ってるからゆっくり入って体をしっかり温めてから来てくれよ、それだけだ」

　はーびっくりした、でもこんな風にしてくれるなんて悪い人じゃないのかな？うんうんダメダメ、男の人はいつ狼になるか分からないから警戒はしないとだよね。でももし、本当に私達を少しでも助けてくれたら………信じてみてもいいかな？ゆい、お姉ちゃん頑張るね