第4話:カムフラージュするから。
「そうなの?」
「私はケイスケ見てめっちゃ濡れてるけど・・・」
「ス、スライムが?・・・まじで?・・・想像すらできないわ」
「もうやめてくれ、仲良く会話して企画終了ってなったら、はいさよならで
いんじゃね」
「それよりさ・・・聞こうと思ってたんだけど、ケチャップって何歳?」
「ん〜今は20歳くらい?・・・こんな容姿だけど、女の子 」
「ほらおっぱいあるでしょ?」
「どこがおっぱいでどれがおっぱいか分かんないけど・・・。」
「スライムでも男と女の区別はあるよ、男の子はオチンチンがぶら〜んとぶら
下がってるけど女の子にもちゃんと、あ・・・」
「ああ、いい・・・想像してもつまんないから・・・」
「そうか・・・20歳ってんなら、少しは大人の話ができるかもな・・・」
「まあ、女の子かもしれないけど異星人は異星人だから・・・人間の女の子とは
姿形が違うからね・・・スライムじゃエロい気分にもならないし・・・」
「なに?・・・私がエッチしたいって思うような女ならよかったの?」
「いや、ごめん傷つけた?・・・君のこと卑下したわけじゃないからね」
「余計なこと言っちゃったかな?・・・ごめんごめん」
「要するにケイスケは今の私じゃ話にならないって思ってるんだ・・・こんな
プニプニの体じゃエッチもできないって思ってるんでしょ?・・・」
「いやいや・・・ケチャップに不満はないよ、なんせ異星人との親交を深める
ためなんだから容姿なんか関係ないんだからね」
「それでも立派に成人してるエロい女がいいんでしょ?ケイスケは・・・」
「エロいってなんだよ・・・まあ、できたらだけど・・・でもそんなこと
ケチャップに言ったって無理じゃん・・・だろ?」
「分かった・・・」
「じゃ〜こうしましょ・・・私、ケイスケが望む容姿の女になってあげる」
「それが一番いいんだよね」
「そんなことできるの?」
「スライムが?・・・どうやって?」
「私、こう見えても自由に
「そうなんだ、すごい特技持ってんだ?・・・そうなんだ・・・俺もケチャップが
ただのスライムじゃないとは思ってたんだよな」
「いちミリも思ってないくせに?」
「思ってるって・・・でもいいね、それ・・・これからずっとスライムと生活する
のかって思ってたから・・・」
「失礼だよ」
「ごめん、ごめん・・・」
「じゃ〜さ、変身できるってなら俺の理想の女の子になって?ってそんなリクエストでも大丈夫?」
「大丈夫だよ、じゃ〜頭の中で理想の彼女、思い浮かべて・・・覗いてみるから」
「覗く?・・・」
「頭の中の妄想を取り出してケイスケの理想の彼女にカムフラージュするから」
「覗くってどうやって?」
「私の体の一部をケイスケの鼻からプニュ〜って挿入して脳の中を覗くの」
「おえ〜・・・あのさ、脳みそかき回されて俺バカにならないか?」
「ならないよ」
「ならいいや・・・まあ、半信半疑だけど・・・ケチャップを信じるよ」
「いいよ・・・やって?」
「行くね・・・雑念払ってね・・・」
てな訳でケチャップは自分の体の一部を切り離して俺の鼻から侵入した。
で、ケチャップは圭介の脳の中に入って中を覗いた。
「ん?・・・これってなに?・・あはは・・・すごい妄想の渦」
「脳内チエックしたら女って文字で埋め尽くされるよ、ケイスケ」
「なわけないだろ・・・適当なこと言わないでくれる?」
「・・・・ああ、ダメかも」
「なに、どうしたの?早くしてよ」
「多すぎるもん・・・女の子の数が・・・」
つづく。
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