第4話
車をぐるっと取り巻くように若い男女が待っている。
マネージャーの柴田芳樹が後部座席のドアを開けると、中から大河が出て来た。
その瞬間に歓声が上がる。
「きゃー!大河!」
「大河、素敵ー!」
「大河、こっち向いてー!」
大河はファン達に向かって笑顔を見せた。
ファン達の間から悲鳴が上がる。
そして柴田や警備員に守られるようにしながらテレビ局の中に入って行った。
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