主人公は、幼馴染のヒロインと担任の先生と、三人で異世界に飛ばされてしまう。そこはまさに、漫画や小説に出てくる異世界で……。
たぶん日本人ではない作者さんが書かれた異世界ファンタジーの小説です。言葉の選択や文法があちこち変なのですが、日本語は難しいからね。よく日本語で小説を書けたものだと感心します。
内容は少し前に流行ったリアル系の異世界ファンタジーで、襲ってきた怪物を殺す場面などが丁寧に描かれています。また、過去に挫折を味わった主人公の内面の書き込みも深い。
文章の細かい違和感を気にせずに読むと、世界観がリアルで没入感が高い良質の異世界小説です。読みながら、こういう国際交流もあるなぁと変に感動してしまいました。