第17話

肌の『質感』や触った感じまでソックリ。


頭では『この人は違う』と解っているのに、なんだか止まらない。



『俺の上にきて』


客はベットに仰向けになると、そう言った。



『上?』


上に乗っかれという事なんだろうか…。



『そう、上。俺の頭の上にきて』


腕を軽く引っ張られた。



『えっ!?頭って…』


マタゲってコト!?


なんか、恥ずかしいし…。


『早く…』



あたしは、仕方なくマタグ事にした。



足を広げ、両ヒザをベットにつき、その人の顔をマタイだ。


あたしのすぐ『真下』に顔がある。




(なんだコレは…ちょっと…恥ずかしい…)

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