第3話

「…っ」


驚いて振り返ると顔が整った金髪の男性。


耳にはいくつもピアスが付いていて怖そう。



でも大きな瞳とくっきり二重がそれを軽減

させていた。



「ちょっとアツキ君店ん中で堂々とナンパ

しないでよ」


名前で呼び合うこの2人は知り合いみたい。



「いやっ私達は全然っ」


リオの声はいつもより少し高くなっていて

満更でもない様子。



「ほらこう言ってんじゃん、あ、俺 アツキね

え、何飲む?」


「うーん、なんかカクテルとかありますか?」


いつも1杯目はビールって決まってるくせに。



「いろいろあるよ あっじゃあリョウに適当に

なんか作ってもらおっか 」

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