第22話

吐いてる事を誰にも言わなかった。


『ダイエットしてる』

と薬を飲む毎日。


家に帰り夕飯の時間。家族が、ゴハンを囲んで食べている。

私はそれを横目にダイエット茶を飲み、部屋へと上がる。


そんなふうに家族とゴハンを食べない日が何ヶ月か続いた…。


まぁ、それもそのうちおさまったんだけどね。


精神的にも段々落ち着き始めた頃、少しずつゴハンが食べられる様になった。



そんな時、私はゴハンに誘われた。



『タカシ』だ。冷蔵庫の部品を作る工場で働く例の彼。二つ年下なのにシッカリしている。


もう何度か会っていたので普通の友達の様だ。

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