第20話

そんな中でも『マスダ』『タカシ』『コータ』は親身に話しを聞いてくれた。


お互いをあまり知らないからこそ、私は話せるのだと思った。



コータは一回しか会っていない。会った時に手を握ってきたからだ。


なんだそんな事って思うかもしれないが、なぜだか、この時の私には耐えられなかった。


なんだかゾッとして、私を見る目つきすべてがイヤらしく思えた。



その後も時々メールは来ていたが、返事を返すのをやめた。

そして自然とメールをしなくなっていた。


それと入れ違いにメールをする様になったのは、『ナオユキ』


歳はマスダと同じだったと思う。

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