第42話北軽井沢の魅力
軽井沢の高原のホテルで一夜を過ごしたあと、翌日は地元の高原で採れた野菜や搾りたての新鮮な牛乳を朝食に頂いた。。このとき頂いた牛乳、味が濃くて、ものすごくおいしかったのを今でも覚えている。
そして、高原のホテルを後にして向かったのは、群馬県側の俗に言う北軽井沢。軽井沢から草津温泉までは、浅間山のふもとを走るコースで、このときは天気もよく、浅間山の様子もくっきりと見ることができた。まず、最初に向かったのが白糸の滝。白糸の滝というと、富士宮市にあるのが有名であるが、ここ軽井沢にも、同じ名前の滝がある。この滝は、浅間山に降った雨や雪が浅間山の地下深くにもぐりこんで、何万年という気の遠くなるような時間をかけて、不純物がろ過されて、ものすごく透明度の高い、清水となって地下から湧き出した水が、滝となって流れ出しているものである。私がここを訪れるのは、当時2回目で、1回目のときはGW期間中だったのであるが、夏の白糸の滝は深緑に覆われて、涼を求める人で賑わっていた。
しばし、白糸の滝を眺めて次に向かったのが、浅間鬼押し出しという、浅間山が江戸時代に大噴火を起こしたときに、流れ出た溶岩が冷え固まったところに行ってきまた。ここの光景は火山噴火の恐ろしさと、それとは裏腹に、浅間山の綺麗な風景が眺められるところとして知られており、近くには火山博物館もある。この江戸時代の大噴火では、1783年・天明の大飢饉の引き金となっており、このときの火山灰は遠く離れた、千葉県は銚子市でも降ったそうである(後の詳しい調査の結果、天明の大飢饉とは直接関係がないことが分ったそうである)
私たちは鬼押し出しや、火山博物館などを見て回って、次の宿泊地である松本市の浅間温泉に向かった。高速を使わないで向かったのであるが、けっこう道が込んでいて、着いたのが夕方であった。夕食を済ませたあと、一日の疲れを落とすため、温泉に賢と二人で浸かって、実にのんびりとした時間を過ごした。ここでもう一泊して、翌日は、まだ一般車両の通行が認められていた乗鞍スカイラインに向かった私たちである。
松本市で泊まったホテル、チャンネルの設定ミスなのかなんなのかはわからないが、無修正のアダルトビデオが、一般チャンネルで見られるようになっていた。他の部屋はどうだったのかは知る由もないが…。
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