第40話リフレッシュ休暇の山間ドライブ
2001年7月に入って、私は勤続10周年の休暇として1週間の休みを取って、どこに行くか考えていた。東北や北海道という案もあったのであるが、賢もまだ幼稚園に入ったばかりで、さと子も安定期に入ったとはいえ妊婦の身。鉄道などの公共交通機関を利用しての移動となると、もっとも怖いのが混雑した車内で、さと子のおなかに負担がかかってしまわないかということ。だとすると、車での移動が一番ベストだろうということで、山口県内から車で移動できる範囲に行こうという事になって、信州に行くことになった。コースは山陽道を東に走って、神戸北ジャンクションで中国道に合流。さらに吹田ジャンクションから名神高速・小牧ジャンクションからは中央道を通って、園原インターチェンジを降りて、昼神温泉で一泊。さらにビーナスラインを通って軽井沢で一泊。一般道通って松本市の浅間温泉で2泊という行程を組んだ。
まずは少しでも、信州に近いほうから出発したほうがいいだろうということで、熊毛の実家からスタートして、玖珂インターから山陽道に入って、広島県に入って宮島S・Aで休憩。ここからは瀬戸内海が見えるので、景色もよく、山陽道を通るときはここで休憩を取ることが多い。ここでトイレや、ちょっと一服代わりのコーヒーを飲んで、広島県内を東に走って、広島インターからは山の中を走って、福山S・Aで2回目の休憩。朝6時ごろ熊毛の家を出て、確か福山に着いたのが9:00ごろだったと思う。そこから休憩ポイントとして吉備S・A・山陽姫路S・A・天王山S・A、更に私の記憶では関ヶ原・恵那付近で休憩を取ったのではなかったかと思う。このときは大阪付近で、渋滞にはまるかもと思っていたのであるが、たいした渋滞もなく順調に車を走らせて、夕方5:00ごろ昼神温泉に到着。途中恵那山トンネルというものすごく長いトンネルがあるが、無事に通過して高速を降りて、長距離ドライブで疲れた体を癒すため、のんびりと賢と二人、温泉に浸かって足を伸ばして、山間の美しい風景を眺めながら、実にゆったりとした気分を味わってきた。風呂から上がると、やっぱり楽しみなのが食事。近くで取れた山の幸がふんだんに使われた和食を味わってきた。こうして勤続10周年のリフレッシュ休暇が始まった。かわのせせらぎを聞きながら温泉に入るのはちょっとした贅沢な気分を味わえた。当時乗っていた車は、初代のプレマシー。家族3人での移動にはちょうどいい大きさの車であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます