第17話インフルエンザ罹患
話は少し前後するが、2000年が明けて、会社での仕事もスタートして、順調にスタートを切ったかのように見えたにおであるが、仕事が始まって一週間がたった一月のある日、朝起きてみるとのどが痛くて、
「こりゃ~風邪引いたかも知れんな」
と思いながらもいつものように出勤。ただのどが痛いだけで別に熱があるわけでも、どこか他に痛むところがあるわけでもないので、特に気にしてなかったが、、昼を過ぎて残業に入るあたりから体調がおかしくなって、体がものすごく重たく、頭もふらつき、悪寒がするようになって、
「コリャなんかおかしい」
と思って、仕事が終わってメンテナンスが終了したあと、すぐに帰宅して熱を測ってみると38度近い熱があり。まずは職場の上司に連絡。
「明日休んで病院にいくように」
といわれて、とりあえず家においてあった市販の風邪薬を服用して就寝。そして翌朝おきて、体温を測ってみると、さらに体温が上昇して39度の熱があった。さと子が
「病院まで連れて行こうか」
と言ってきたが、さと子が車を運転して私を連れて行くとなると、当然まだ小さい賢も連れて行くことになるわけで、そうなると体力的に弱い賢に風邪をうつす恐れがあるので、俺一人で行くといって、何とか近所の内科まで車を運転して到着。保険証を出して、待合室で待っている間も暖房が効いているにもかかわらず寒気がして、ブルブルと震えていた。そして、私の診察の番が来て詳しく診察してもらうとインフルエンザだということが判明。そして、インフルエンザの薬を処方してもらい、家に帰って薬を飲んで寝ていた。薬の効果があったのか、深い眠りについていて、起きたとき手元に置いてある時計は6:00を指していた。たぶん朝の6時だと思ったので、そのまま何か口にしたほうがいいと思い、
「おはよう」
というとさと子は
「は?」
という顔をしていた。
「お父さん本当に大丈夫?今夕方の6:00よ」
というので、ラジオをつけてみると、夕方のニュースを放送していた。そして私が寝ている間に、大家さんが何かの用事で訪ねてこられたようで、昼間なのに私の車が置いてあるというのに疑問を感じたのだろうか、
「ご主人は今日は休み?」
と聞かれたそうで、
「インフルエンザにかかって今寝てます」
というと、用件だけを伝えてそのまま帰られたようす。一言
「体調が酷いようだったら言いなさいよ。病院に連れて行くから」
と言ってくださったようである。そしていくら処方された薬を飲んでも熱が39度以上あるので、さと子が大家さんに連絡して、病院に連れて行ってほしいとお願いしたようで、総合病院まで大家さんの運転する車で連れて行ってもらって、さらにきつめのインフルエンザ薬を処方してもらい、そして大量の汗をかくのでスポーツ飲料を飲みなさいといわれて、買って頂いて、再び家に帰って眠りについた私。その間にさと子は私の両親と熊毛の両親に電話で連絡したようで、私はみんなに心配かけるから連絡はせんでいいと言っておいたのであるが、さと子としては小さな子供を抱えて病人の私と一緒にいるのが不安だったのだろう。翌日揃って双方の両親が見舞いにやってきたのであった。
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