第36話 虹が射したように煌めくエスロク
黄色いS660《エスロク》の、その鮮やかな黄色のボディはCR‐Zのヘッドライトで更に輝き、トンネル照明の真下になった瞬間には虹が射したように煌めいて見えた。
はるか前方に見えていた赤いテールライトの連なりが右横に広がっていたところに、あっと言う間に追いついて、それは大型トラックが速い高速バスに追い抜かれているところだった。
その時、S660《エスロク》のハイマウントのストップランプが赤いレンズを通して白い閃光を放った。
時速160キロからの急減速、それでも追い越し車線に出てきた高速バスにたちまち追いついて、ほぼ同時に急ブレーキをかけるモナカのCR‐ZがS660《エスロク》に追突しそうになった時、高速バスが壁のように迫って見えた。
その時だった。
S660《エスロク》がトンネル照明の下を通過するタイミングに関係なく虹を帯びたように煌めき始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます