第30話:生贄の獄
話し合いの結果、何とか雷の精霊の説得に成功しました。
トゥエンティワン、40歳です。
僕の住んでいる皇国は技術的に大きく躍進しました。
雷の精霊の力を管理する"炉"を作り、そこから電力を供給する仕組みを構築しました!
そして見よう見まねで鍛冶師の真似事をしてフィラメントと銅線を作成。
簡易的な照明を製造可能となりました!
更に今回新たに妖精を発見したことでできることが色々と増えております!
まずは火の妖精のおかげで先ほどのような鍛冶師の真似事ができるようになりました!
この技術でガラスや鉄製品、基盤等の製造が可能に!
次に氷の妖精による冷蔵庫と冷凍庫の普及!
捕獲が難しいためとりあえずは薬剤なんかを冷やすことが最優先かな。
温度管理が大事って言うよね。
それ以外にも水の妖精に水撒きを委託したり、土の妖精に土地を耕してもらったりと共存の道を模索しております!
彼らが食べるのは生命力だとか。
今のところ人類のそばにいるのは彼らが僕らの生命力を吸っているからなのかな?
だとしたら、一方的に彼らを利用しているわけじゃない無いって言えるからよかったと思う。
ファンタジー的に言うとMPを消費してを妖精や精霊を召喚している感じ?
このまま彼らと共存共栄の道を歩んでいけたらなって思う。
クリア歴240年、人類と妖精が歩み寄る。
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