第8話 新・家族
ただいまー
はいっただいま初めての狩りから洞穴に帰ってきました!
「キューーン」
!?
コンさん?どうしたんだろ?私がいないときになんかあったのかな?
ととととっ
!?コンさんがすっごい勢いで私に迫ってきたんだけど?
「キュウっ」
何?なんか怒られてる気がする…なんでこんなに怒ってるんだろ。
「キュン」(何?)
「クゥーンキュキュー─」
〘十分な
〘狐語の翻訳を開始〙
なに、急に頭がガンガンす…る─
「どうしたの?っだいじょぶ?」
私は急な頭痛により意識を失った
「ん」
「っ!起きた?」
っっ誰の声?─コンさん以外いない…?
ってことは今の声って─
「コンさん?」
「?えぇ。あなたはそう呼んでるわね。」
「私のお母さん?」
「うん。そうだけど?」
「っていうか何で話せてんの…」
「あなたが『狐語理解』をしたからよ。」
…えっと『狐語理解』?なにそれ?
あ、そうだ!
─月の叡智─
狐語理解
キツネが狐語をたくさん聞くことで狐語を理解することができるようになる。
INTによって聞かなければいけない狐語の数が変化する。
なるほど~ってなるかぁ!え?じゃあ今までこんさんは私が言ってたことはわかってたってこと?
んでコンさんが鳴いてたときはなんか言ってたってこと?
「あ~やっと起きたんだ!あ!うちはコハクね!」
「へっ?」
「私はアンバーだよ!」
「へっ?」
─ちょっと待って、コハクとアンバーも喋ってる?
「私が言ってることわかる?」
「「うん!」」
…私が転生してたった2、3日で狐語理解を習得できたのは、たぶんINTが高かったおかげおかげ、のはず。
でもコハクとアンバーも狐語理解を習得できてるってことは、私のINTが二匹と同じくらいで別に高くなかったから?それとも─
「コハク、アンバー私どれくらいねてたの?」
コ「えっと。1、2、3…」
ア「5日くらい。」
なっが。え、私5日もねてたの?まぁ、じゃあ二匹も習得するよね。
「じゃあコハクとアンバーはいつ狐語理解を習得したの?」
ア「私は1日半くらいかな?」
!?
コ「うちは3日くらいかなぁ?」
…
「…コンさん。狐語理解ってどれくらいで習得するの?」
コン「ん?まぁ平均は半月くらいかしら?私は1日で習得したけどね!」
コンさんがドヤってる。かわいいがすぎる。
ってそんなこと言ってる場合じゃなかった!
私の新しい家族はみんな天才なのでは??
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