第2話 意外な繋がり
吉崎会長に付いていくと大きな豪邸が見えてくる。
明「でかくね。」
心優「そうなのかしら。早く入りましょ。」
重々しい門がゆっくりと開いていく。
使用人が何人か出てくる。
使用人たち「お帰りなさいませお嬢様。」
吉崎会長は横目に見ながら玄関に歩いていく。
俺も遅れないように付いていく。
玄関の扉が開き豪邸の中が見えてくる。
すると、
??「お嬢様おかえりなさいませ。そちらの方は?」
心優「奏、この人は私の恩人よ。」
奏「そうですか。私は《すぎたかなで》と申します。」
明「平野明です。よろしくお願いします。」
心優「お母様とお父様はいらっしゃるかしら?」
奏「いらっしゃいます。もうすぐご夕飯ですので。」
心優「わかったわ。」
俺は靴を脱ぎ出されたスリッパを履く。
心優「こっちよ。」
吉崎会長に連れられて大きな間に着く。
心優「もうすぐお母様とお父様が来られると思うからここで待ってましょ。」
明「はい。」
吉崎会長が座った椅子から一席離れた席に座る。
背負っていたリュックを椅子の隣に置く。
数分後
穏やかそうな男性と女性が入ってくる。
??「おや、お客さんもいらっしゃるのかな。」
??「ほんとね。」
心優「お父様の吉崎政義とお母様吉崎茉耶です。」
政義「あれ?何処かで見たことある顔だな。」
明「そうですか?」
政義「あ、あの時の少年じゃないか。友達の家の雨漏り直してくれた。」
明「あの時の人か。」
茉耶「伸びた枝切ってくれた少年だ。」
きちっとした執事服を着た奏さんに言われた。
奏「ナンパから助けてくれた人だ!!」
次回に続く
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