第34話 子供心を活かす仕事や活動
子供の頃に持っていた「心の輝き」――それを、大人になっても失わずに生きていけたら素敵だと思う。好奇心、探究心、純粋な喜び。それは、私たちが何かに夢中になる原動力であり、人生を豊かにする力だ。そして最近、その子供心を仕事や活動に活かす方法を少しずつ見つけられるようになってきた。
私が今、特に楽しいと感じるのは、創作活動だ。文章を書くことやイラストを描くこと、手作りのアクセサリーを作ること――これらの作業は、まるで子供の頃に遊んでいたような感覚を思い出させてくれる。
たとえば、小説を書くとき。自分の頭の中に浮かんだ世界やキャラクターを言葉で形にしていくのは、まるで空想の中で遊んでいるような感覚だ。大人としての現実的な考えを少し脇に置いて、子供の頃のように自由な発想で創り上げていく。それが私にとって、大きな喜びになっている。
また、就労支援事業所での作業も同じだ。単調な作業に見えるかもしれないけれど、その中で「これをもっとこうしたら効率が上がるかも」「このパターンを試してみたら面白そう」といった発見をするのが楽しい。子供の頃に感じた「やってみたい」という好奇心が、そこに生きているのだと思う。
さらに、YouTubeでの発信活動も、子供心を活かしている一つの場だ。短い動画を作るために考えるのは、「どうしたら見た人がクスッと笑ったり、ちょっとした気づきを得られるだろう?」ということ。これはまるで、子供が友達に見せる手品やいたずらのような感覚だ。「面白い」と思ってもらえたときの喜びは、純粋な達成感につながる。
子供心を活かすというのは、必ずしも子供のように振る舞うことではない。それは、自分が心から楽しめることを追求する力だと思う。そして、その楽しさや情熱が、結果的に仕事や活動にも良い影響を与えるのだと感じる。
もちろん、大人としての責任や現実とのバランスを取ることも必要だ。でも、その中で「子供の頃の感覚」を忘れずにいることで、仕事や活動に対するモチベーションが大きく変わる。
これからも、子供心を活かしながら、自分らしい働き方や活動の仕方を模索していきたい。そして、その過程を楽しむことで、日々の中にもっと多くの喜びを見つけていければと思う。
子供心は、大人の私たちが持つ大切な宝物。それを活かすことで、私たちの仕事や活動はもっと豊かになるのではないだろうか。
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