奴隷の筈が魔王城でメイドになりました
ツキナ
第1話
キィーッ、キィーッ、ガタンッ
そんな音で目を覚ましたミレイ
確かと記憶を辿るが何も思いだせない
もしかして寝てる間に売られたのかも
そんな事を考えて馬車の中を見る
そこには同じ様に奴隷として売られた娘達ばかり
馬車の中はかなり古く埃ぽくカビ臭い
自分の首にも奴隷の首輪がついてる
この馬車は何処に向かってるのか何も解らない
隙間から明かりが漏れていたのでそこから何か聴けないか耳を傾けた
「上玉3人 何処に行くのか楽しみだ ガハハッ」
奴隷商人のコルトがそう高々と笑っている
「コルト 上玉1人俺に寄越せ 毎晩犯すぜ」
バッカがそう言った
馬鹿言えダメだ
そこを何とかしてくれよ
従順な性奴隷になるようにしつけるからよ
確か1人いたなそのしつけをしてくれって
けど孕んじまったらどうすんだよ
俺があの魔法使えるの知ってるだろ
避妊魔法かとコルトが言う
避妊魔法じゃ一時的だろ
まさか全てを無にする魔法か
そうだよ
人の体を何てたやすい特に女はな
解った上玉の貴族令嬢なら良いぞ
そんな会話が聞こえた
馬車は走り続けると途端に止まった
よし、付いた降りろと言われて降りるとそこは
何とも不思議な世界
ここは魔界だ
順番に店に入れよとコルトが促す
おっとおまえはこっちだと案内された
そこには鉄格子の大きな
その1つに入れられた
横に3列並ぶ
奴隷の館が大量の奴隷を買い占めて戻って来たと騒ぎ
客が脚を運ばせる
各々が気に入った奴隷を買い店からでていく
昼になると客脚が少し減る
並べられていた1人がバッカと言う男に連れ出され
そこから数分すると目の前に誰かいた
「これはこれは魔王様 お気に召したのがおりましたか」
コルトがゴマをすりながら言う
「こいつを買いたいのだがいくらだ」
上玉をご所望ですね予算はこれになりますがと言う
5,000,000
ありがとうございます
そう言われ籠からだされた
おまえのご主人だよと言われ魔王城へと歩いたのだ
奴隷の筈が魔王城でメイドになりました ツキナ @2kina
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