最悪の発想!ヨイショ要員の全肯定ヒロインを鍛えてチート追放者の活躍の機会を奪っちゃおうのコーナー〜下位互換の弱者(元最強)は不要〜

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剣士の癖に短剣を使うなと追放された最強剣士、ヨイショ要員に惨敗する

「貴様!何だそのおかしな剣は!!剣士の誇りがあれば薄汚い短剣を使おうとは思わないはずだ!いますぐ捨てろ!」

「えっ?おかしいってお前の言動よりおかしいものなんてこの世にあるのか?」

俺の名前はコジロウ。

勇者パーティ「レジェンドブレーダー」のメンバーの剣士だ。

短剣を使う剣士は珍しいらしいが俺は短剣さえ使えば最強なので何の問題もない…はずだったのだが…

勇者パーティの初クエストから帰ってきた俺は難癖を付けられていた。

俺のお陰で圧勝したのに何切れてんの?

「おい!貴族様に向かってなんだその言い草は!」

貴族至上主義がいまだにまかり通っていると思い込んでいるバカの名前はスチュワート。

一応聖剣を抜いた勇者扱いの貴族で態度はデカいが実力は大した事ないから追放した方がいいと思う。

 「どうでもいいだろそんなの。それより許されねぇのは俺の短剣をバカにした事だ。ポンコツソードの1000兆倍強いからな?」

「何だとぉ!」

「うーわまたスチュワート様に舐めた口たたいてますよこいつ」

「武闘会の優勝者をパーティに加えるって決めたのは失敗でしたね…ここまで素行の悪い男が加わるとは…」

バカなのはス何とかだけではない。

パーティメンバー全員俺の実力に気づかないバカだ。

「この平民風情が…!剣士の分際でみっともない短剣を使う輩にロクな奴は居ない…全くもって教養がなっとらん」

「はいはい貴族風情貴族風情」

「こいつは追放する。人が生きて居られない帰らずの森にな。国中の人間全員から嫌われている短剣野郎の命を奪っても文句は言わないだろう?」

貴w族w特w権w出wしwやwがwっwたw

小説で見たやつだ、ザコ貴族あるある。

何その自信w優秀な俺を嫌ってる奴なんて

バカパーティにしかいねぇって。

数日後

「バカを追放するぞー!」

「あの役立たずのゴミがようやくいなくなってくれるのね!正直不快だったわ!」

「無礼の報いだ!早く死んじまえー!」

「てめぇがあの短剣野郎か!無能の癖に偉そうなんだよ!」

「早く死んじまえー!」

「「「「「「「「「「こーろーせー!こーろーせー!こーろーせー!!」」」」」」」」」」

「は?」

なんなんだこの光景は…

「おい短剣野郎、追い出される前に言い残す事はあるか?」

「スシマート…お前ら…この国には…バカしかいねぇのか?」

「何だと!?」

民衆がどよめいたが構わず続ける。

「短剣を使うのがここまで許されない事なのか?使うだけで暴言を吐かれ、異論を唱えただけで追放される…短剣を使わない事がそんなに偉いのか?

違う!てめぇらクソアンチに偉さも正しさもねぇ!そこで俺は正しさを証明する方法を考えた!」

「こいつ…早く追い出せ!スチュワート様の機嫌を損ねてしまう!」

「できんのか?「暴風絶壁陣」!」

俺が短剣を振り下ろすと同時に自身とツツワートを囲むように竜巻が発生した!

「なんだこの風は!ぐああ!!」

「ふ、吹き飛ばされる!!」

吹き飛ばされた兵士は落下死した。

「兵士数人懲らしめただけで納得はしねぇだろ?

だからな…これから聖剣って事になってるポンコツをぶっ壊す。出来損ない以下の聖剣の誕生だ」

「この…人殺しが!貴様がそこまで腐り果てた外道だとは思わなかった…」

「俺を殺そうとしたお前と正当防衛で反撃しただけの俺、悪いのは前者だろ?つーわけで戦闘開始だ!」

「グッ…クソぉ!仇を取ってやる!短剣如きに負けるかぁ!!聖剣の力を解放してやる!

「サンダードライブ」!」

バカは体に雷を纏った。

「これは勝てそうにもないな…」

余りにも弱すぎる…

「もう諦めたか?反省してももう遅い!このまま…」

「いや誤解してるって、弱いのは…」

そう言いながら俺は短剣を振り下した

「お前だよ」


バカ共は唖然としていた。

聖剣が強いというデマを信じていたからだ。

にも関わらず…

「な…何事だ!」

「せ…聖剣が…」

「「「「「「「「「「「「折れた!!!???」」」」」」」」」」」」

聖w剣wザwコwすwぎwるw

neneimdnnkmt?(1234567890チャンネル?の形式でねえねえ今どんな気持ち?って言っています)

「あ、ありえない…認めないぞ俺はぁ!」

認めなくても折れたままだけどなw

「勝負ありって所だな…そんじゃトドメを…」

「大変です!スチュワート様!遠征から帰ってきた兵士からの連絡によると魔王軍が我が国へと進行を始めたとの事で…普通の武器や魔法はまったく通らず勇者の剣くらいでしか勝機はないとの事でして…」

「なんだとぉ!!?」

「殺し返すつもりだったけど気が変わったわ。

出ていく」

「はぁ!?こんなに強いなら戦ってくれよ!」

「酷過ぎるわ!あんなに強い癖に私達を見捨てるつもりなの!?」

「もうダメだぁ!!バカに裏切られたせいでこの国はお終いなんだぁ!!!」

「やれやれ…そこまで言うなら倒してやるよ」

「本当か!?だったらいますぐにでも」

「嘘だよバカ」

お前ら殺人鬼じゃん。

短剣使ってただけの俺を殺そうとしたろ?

恩を仇で返すのが目に見えてるし会心されるのも気持ち悪い。

見殺しがマストだろ。

小説だと流行ってんだよなーもう遅い系って奴がさー、リアルでやれるとは思わなかった。

「待て!短剣野郎!俺達の何が不満なんだ!命を何だと思っているんだ!戻ってこい!お前の望みを何でも叶えてやる!だから魔王軍と戦ってくれ!」

「そうか…約束さえ守ってくれるなら戦ってやる。これは嘘じゃない」

「ありがとう…」

「その願いってのは」

もう遅い系っていうのはヒーローをバカにした奴が全滅しねぇとダメなんだよな〜。

「お前らが魔王軍に皆殺しにされて欲しいって事だ!殺されるのを見届けたら戦ってやるよ!」

スイカートの絶望した顔がツボに入った俺は崩れ落ちる程爆笑した。


「バカなぁ!!オレサマは四天王最強の…グハァッ!!」

魔王軍をたったの3時間程度で全滅させた俺。

「結局ザコだったな。こいつバカっぽいしホントは四天王最弱じゃねーの?それか四天王がザコの集まりだっただけか?」

もっと強い十天衆とかいるならともかく。

「この最弱にバカ王国は滅ぼされたのか…仇は取ってやったぞ…ラフレシアでも添えといてやるか」

ラフレシアをお供えしといたのでえーとなんだっけ?ス?なんでもいいや。

スメシ達は地獄でも元気にやっていけるはずだ。

「これからどうしようか」

バカ王国は理不尽にも滅ぼされてしまい行き場がない。

「賞金稼ぎでもやるか…俺の力なら宿代くらい稼げるだろ」


セイシン王国。

ここはあらゆる種族が手を取り合って暮らすとても平和な国です。

だからこそ生活水準が高いこの国を狙う人は少数ですが存在します。

「平和ボケ国家の奴らは大した事ねぇなぁ…きひひw、下っ端風情にこの体たらくかよw犬っころ」

こう呼ばれたのはあたしが犬の獣人だからです。

「まだです…あたしはっ…諦めません!」

被害者を庇って逃がしたまでは良かったのですが剣士として未熟なあたしはあっという間に羽交い締めにされてしまいました。

「剣取られたんだから諦めろよw」

「カセマン親分!こいつやっちまっていいっすか?」

「あぁん?気に入った女の初めては俺のもんに決まってんだろお!?」

「すいやせん!」

「おらよ!服脱がせてやる!この爆乳で剣士は無理だろうが!娼婦にジョブチェンジさせてやる!」

「嫌ですぅ!誰かぁ!助けっ、助けてくださぁい!」

「往生際の悪いメス犬だな助けなんて」

彼があらわれたのはその時でした。

「やれやれ…俺は散歩がしたいだけだってのに面倒事かよ。悪党は子犬に優しいのが相場じゃねぇのか?。地元と違うな」

「なんだてめぇ!?ケンカ売ってんのかぁ?」

「そっちがケンカ売るならな。なぁそこの美少女、助けて欲しいか?」

「はい!何でもしますからぁ!」

「何でもか…悪くない」

「おいガキ!俺に殺されるか泣いて逃げ帰るか選びやがれ!」

「悪いけどお前らを殺す事にした。たった今、俺はこいつのボディーガードになったからな

「滅尽乱舞」」

彼が短剣を横薙ぎすると。

「へ?」

「ぐぎゃあああ!!」

「へぶぅ!?」

取り巻きの首が一斉に飛びました。

「お…俺の子分が!?」

「まだやるか?ザコには見切れねぇと思うけどな」

「ひぃぃ!頼む見逃してくれ!金ならいくらでもやるか」

「めつらん」

「らっ」

親玉にトドメを刺して盗賊を全滅させた。

「はい終わり」

「ふぇっ…?」

「俺が強すぎる事に驚いたか?そりゃそうだよなこんなしょうもない短剣持ってる奴が強いとは夢にも思わないよな…」

「しょうもなくなんて無いです!何か嫌な事でもあったんですか!?貴方はすごい人です!強いだけじゃなくてあたしを救ってくれたかっこよくて優しいあたしのヒーローです!」

「(俺の強さは揺るがないが短剣使いを差別しない人が実在するとは思わなかったな)」

「そうだな。例えボロクソ言われたとしても俺の短剣が最高って事を思い出せたぜ。ありがとな」

そう言って頭を撫でられました。

「えへへぇ…あっ、自己紹介がまだでしたね!あたしは見習いでまだ未熟ですが剣士として警備の仕事をしていたアンゼです!よろしくお願いします!」

「かわいい名前だな。俺の名前はコジロウ。最強の剣士だ。なぁアンゼ、強くなりたいか?」

「はいです!コジロウ様みたいに強くなりたいです!もしよろしければついて行っていいですか?」

ご主人様は盗賊の持っていた首輪をあたしにつけて言いました。

「健気なワンちゃんだな。それじゃ飼ってやるよ。俺の言う事は必ず守るんだぞ?」

「精一杯お供しますね!えへへぇ」

わーい!ご主人様のお役に立てるようにがんばります!


その日の酒場での会話である。

「今度はアンゼちゃんから辞表ですね、警備の仕事を辞めてご主人様の旅について行くと」

「リーナちゃんの次ははアンゼちゃんか〜。

犬の獣人は人懐っこいからすぐ口説かれて出ていっちゃうのが玉に傷だよね〜」

「それはいいですが問題はタイミングですよ。

人攫いの盗賊の死体が見つかりました」

「えぇ!?それヤバいじゃん!」

「飼い…恋人を作るだけならともかく盗賊の残党に騙された可能性があるので調査依頼を出しておきましょう。連れて行った男?が悪人だと判断したら報告するように」

「(今飼い主って言ったな)」

短剣野郎に賞金が付くのに時間はかからなかった。


ご主人様とのお散歩はとにかく驚きと興奮の連続でした。

「吾輩の名はエンシェントフレイムドラゴン。よくもダンジョンをめちゃくちゃにしたな、壁破壊とか常識知らずすぎるわ!作る側の気持ち考え」

「不知火〜知られざる業火の斬撃〜」

「ぐはああああああ!!!!!!こんな失礼な不届き者に負けたくなかったあああああ!!!!」

「ご主人様すごいです〜〜!!」

ある時は巨大なドラゴンを燃える短剣で打ち倒したり。

「わらわがヴァンパイアミストクイーンだと知った上でわざわざ死にに来たのかえ?丁度いい坊主を殺したら後ろの小娘の血でパーティを開」

「神剣・殺霊八連(やれやれ)」

「ひぎゃああああああ!!!!!このようなバカみたいな技で殺されるなんてええええ!!」

「ご主人様かっこいいです!それもとびっきり!」

ある時は霊体で攻撃が当たらないはずの吸血鬼を不思議な力を込めた連続斬りで倒したり。

「四天王と五天王を倒したくらいでいい気になるなよ短剣男!六天王最強のロングソードキング様は剣士の中でも」

「四天王シリーズの無駄自慢もいい加減にしろ斬りいいいいいい」

「ぬおおおおおおおおお!!!!!!!無駄自慢だった事にされたああああああああ!!!」

「ご主人様さすが!最強すぎます!」

またある時は最強を名乗っている魔族の人達の集団を一蹴したりしました。


「えっ!?帰ってきちゃったの!?」

「だって…あたしご主人様のお役に立ちたいからついて行ったのに何かする前に戦いが終わっちゃうんです。ご主人様は「気にしなくていい」って言いましたがあたしが気にするんです!だから修行です!」

「修行の為って…ご主人様納得したの?」

「かじのって所で遊んでるんですよね、そしたら最強装備の為にがんばるから1ヶ月休みにするって…この期間に修行するんです!」

「(リミットは1ヶ月かぁ…この1ヶ月の間に…

何とかして賞金首男から引き剥がさないと…

だったら…)」

「ねぇ、強くなりたいんだったら知り合い紹介しようか?「いせかいけいはいしんしゃ」を名乗ってる灰神シナイって女の人、教えるのが上手くてめちゃくちゃ強いんだってさ」

「ホントですか!?ぜひお願いします!」


次の日

待ち合わせ場所にいたのはクールな雰囲気のキレイなお姉さん。

「あの〜あなたが灰神シナイさんですか?」

「そうだよ。僕が灰神シナイだ。よろしく。所で

ユニスの言ってたワンちゃんって君かい?」

「はいです!ワンちゃんというか犬獣人のアンゼです!剣士として鍛えて貰いに来ました!

これつまらないものです!」

「あはは、骨のおもちゃは…まぁ犬飼ってる友達にいるか聞いてみるよ、僕は人間だからね」

お姉さんの種族を度外視した贈り物をしていた事にあたしは気付きませんでした。

「はぅ!すみません…」

思わず><の顔になるあたし。

「構わないよ、所で僕に会いに来たって事は…

越えたい相手がいるんだよね?」

「ご主人様は…コジロウ様はすごいんです!ちっちゃい短剣で何でもできて…でもあたしはご主人様の力になる事ができなくて…コジロウ様は戦力を埋める為に強い装備探しをしてるみたいなんです!あたしもこの機会に強くなりたいんです!お願いします!」

「構わないよ、条件さえ守ってくれればね」

「条件?」

「「いせかいけいはいしんしゃ」地元にしかない

言葉だから言い換えると僕は記者なんだ。新聞みたいに情報を広める仕事だ。修行してる所を記事みたいなものにする許可さえ取れれば十分だ。

どうかな」

「もちろん平気です!えへへぇ…ご主人様のお役に立てるくらい強くなれるといいなぁ…」


嫌われ者の一部の作家に言われる事として

こんな言葉がある。

「作家は体験した事しか書けない。

イジメの描写だけリアル過ぎて草」

発想力が凄まじい一部の作家が言われる事として

こんな言葉がある。

「彼は異世界転移ゲートを持っていて自由に取材しに行ける。

体験したからこそこんな発想が生まれるんだ」

体験した事しか書けないのが事実なら面白い創作物を生み出せる作家は異世界と現代を自由に行き来しているに違いない。

実際その通りだとこの僕灰神シナイは思う。

面白い創作物が生み出せるかどうかの境界線。

それは異世界転移ゲートを持っているか否かだ!

「昨日アップした動画は伸びてるかな〜?おお!」

【小説の悪役主人公に憧れたオレは勇者の追放を受けて悪堕ちする〜仲間を道具扱いしているのに溺愛されてる件〜「自作アニメ」】150万PV

「悪役最強にする系はやっぱ伸びるなー。実際の出来事だけどアニメって体にしたのは正解だったな」

実際に異世界で取材してるとか言えるわけがない。

世間だけでなく端役っぽい人を鍛えて主人公っぽい奴をボコボコにする展開は僕の中でもマイブームだ。

許可も取れたしアンゼちゃん編も面白くなりそうだな。

僕は地下室にある異世界ゲートへと飛び込んだ。


「アンゼちゃんおはよう、それじゃあ修行を始めようか」

「よろしくお願いします!あたし何でもやります!」

「じゃあフリスビー投げるから取ってきてね?それ!」

地平線の彼方まで飛んでいったフリスビーをあたしは追いかけます。

「わん?わふ〜!(修行っぽくないけど楽しいです〜)」

「修行っぽくない修行は40年くらい前からの伝統だよね」


「この丸い盾みてぇなの魔力が詰まってんぞ!?マジックポーション1ダースどころじゃねぇぞ!?」

「返してください!それはアンゼのなんです!」

「ぐわっ!こ、こいつ、その魔力盾は俺様が有効活用すんだよ!寄越しやがれ!」


一方その頃

「(そろそろかな、僕はきっかけを与えただけだしそのきっかけで伸びる人にしか教えてないよ、誇っていい、君は…強い!)」


「(あれ?フリスビーを加えた途端力が漲ってきましたぁ)」

「隙だらけだぜぇ!こいつを…喰らいなぁ!」

「当たりません!」

「さ、避けやがった!?この七天王最強の必中のアーテム様の攻撃を!?」

「お返しです!たぁ!」

「ぎゃあああああああああ!!!!」

「飛んでっちゃいました…てことは…」

「やりましたぁ!あたしでも勝てました!わーい」

楽しい修行は続いた。

1ヶ月後…


「さああらゆる次元から強者達が集まりました。最強決定戦バトルロイヤルの始まりです!実況はこのアヤがお送りします!」

俺はコジロウ、ただでさえ最強なのに無敵の神短剣

エクストリーマーを手に入れて超最強になった剣士だ。

俺自身は実力が極まりすぎて鍛えようがない為カジノに1ヶ月をかけて手に入れた。

ここまでしたのは理由がある。

無駄に実力だけはある害虫を駆除する為だ。

俺はバカ共の前で言った

「聞いてるかモブ共、俺の父親は自称最強の転生者で母親はそいつに買われた奴隷だった。奴隷を買うようなクズに育てられた俺は最強を自称する人間が嫌いだった。奴隷市場を襲撃するだけで奴隷の美少女が手に入るはずなのにわざわざ購入して奴隷売買に加担するような奴ばかりなんだからな。親は最強を自称する割に弱かったから瞬殺した、次はお前らの版だ。奴隷売買に加担するような気持ち悪い害虫は皆殺しにしてやるよ、当然、その害虫を崇拝する奴らも同様にな」

「はぁっ!?奴隷を買う事の何がイケないんだ!?」

「俺様が最強の絶対勝利魔法の使い手だと知っててケンカ売ってんのか!?どの道皆殺しだがまずはこいつから地獄に落としてやる!」

「弱いクセに良く言う…地獄に落ちるのは…お前ら害虫共だ!「地獄陣」」

俺が剣を地面に突き立てると地面が赤黒く染まった。

「お前…何を!?」

「バカにも予想もできないか?この赤黒く染まった場所で俺に斬られた奴は死ぬまで激痛を感じ続けるんだよ、お前らが害虫だとしたらこの力は害虫ホイホイと言った所だな、かかってこいよ、生まれてきた事を後悔させてやる」

「こいつ…言わせておけば…後悔するのはてめぇだ!「アルティメットフリーズマジック」」

巨大な氷塊が降ってきたが…

「害虫殺法・壱」

ガシャアアアアアン

「おれの最強魔法が…粉々に!?」

「最強とはw?死ねよ」

「まっ待ってくぐげええええええ!!!!」

準備は大げさにしたが所詮こいつらは弱者。

自称してるだけの最強の称号に意味は無くおれは一匹一匹順調に駆除していった。

「「タイムマジック」時を止めている内に倒して…」

「俺は時が止まっていても動けるから弱者のお前が勝つ事はないぞ?「害虫殺法・弐」」

「うわあああああ!腕が!腕がああああ!!!!」

「時間遡行魔法持ちの俺に敵うわけがねぇ!赤子くらい簡単に殺せるぜ!」

バカが移動した先は宇宙空間空間だった。

【あれ!?ここどこだ!?返してくれぇ!!!】

「「害虫殺法・参」お前の時間遡行を妨害したからお前は人の生きていけない場所から帰れなくなった、当然俺は殺せない」

生成魔法と風魔法による酸素供給のせいで死ななかったバカの宇宙生活は寿命が尽きるまで続くだろう。運のいい奴だな。

「クソ野郎がぁ!!こうなりゃ一斉攻撃だ!僕の無詠唱バフ魔法で最強になったこいつらを…」

「「害虫殺法・肆」」

「「「ふ…不発だと!?」」」

「強い弱いとか以前に発動すらしねぇwお前らは死ね」

「「「ぎぃいいいいやあああああ!!!!」」」

「ど、どうして…この人数差をものともしねぇんだ!?どいつも最強のチート能力を持っていたはずなのに…」

「最w強wお前らどうせ弱者しか狙わないクズだろ?不敗と最強は違う、井の中の蛙だった事に気付かなかっただけだろ」

「な、何を〜!!俺様はライバルを減らす為に敢えて様子見をしていたが俺だけは本当に最強なんだ! なんせ最強さえも用意に屠れる真に最強の絶対勝利魔法を覚えたんだからなぁ!!二度と俺様を無能扱いなんてできねぇ!いくぜ!「ハンドレッドウィナーズ」」

「いいやお前は無能だ「害虫殺法・伍」」

「よっしゃ!俺様のか…」

「勝ってねぇって、今まで順調だったからって慢心しすぎだ」

「えええええ!!?なんでだ!?俺様の魔法を食らって立っていられた奴は居なかった!それこそ難度SSSクエストのドラゴンだって瞬殺できたはずなのに」

「俺のランクはSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSランクだ、というだけじゃ説明が足りないか、今お前の絶対勝利魔法を強化した状態で模倣した、考えた事が無かったか?絶対勝利魔法同士がぶつかったらどうなるか…」

「う…そだ…ろ…?」

バタン

「答えは弱い方が敗れるだ…」

バカは穴という穴から血を出しながら死んだ。

「しまった、生き地獄を味合わせるつもりが弱すぎて皆殺しにしてしまった、まぁ正当防衛を躊躇うのもおかしいししょうがないか」

「勝負あり!圧倒的過ぎました!コジロウ選手!最強を名乗ってるクセにクソザコだった虚言癖共を一層して最強の座を勝ち取りました!」

「おい、司会」

「は、はい何でしょうか?」

「悪趣味な大会を開いた事は俺にメリットがあった事だから咎めない事にする。だがな、バカの遺族共の制裁を止めたら許す事はできないぞ…分かったな?」

「わ、分かりました〜、なので命だけはっ!」

「話が早くて助かる」

「というわけでだ…」

「ひ、ひぃ!」

「この中に罪を自覚してる奴はいないだろうがバカをヨイショして付け上がらせる事は万死に値する大罪なんだ。だが俺は許してやる、「たったの一度斬りつけるだけ」で生かして返してやる。俺の優しさに感謝しろよ?」

「何が優しさだ!アルト様の命を奪っておいてほげえええええ!!!」

「害虫殺法・番外」

「はぁ…付け上がるのはお前らも同じか…覚悟しろよな?」

バカ共の苦しむ顔がツボに入った俺は崩れ落ちる程爆笑した。

「ご主人様…今助けますからね…「リライティング」です」

時間が巻き戻った…


「さああらゆる次元から強者達が集まりました。最強決定戦バトルロイヤルの始まりです!実況はこのアヤがお送りします!」

「あれ!?俺は害虫を殺し尽くしたはず…全員無事だと!?」

「あたしが時を戻しました。皆死んでいい人達じゃないからです!」

「アンゼ!?」

「この手配書、ご主人様ですよね?悪人を倒す為に無関係の人間を巻き込んだって…」

「そんなもの逆恨みだろ!?まさかそんな理由でこんな事をしたのか!?ていうか可能なのか!?」

「親切な先生に鍛えてもらったんです。もう終わりにしましょう」

「終わる…だと!?主は俺だぞ!歯向かうのか!?歯向かいやがって!躾けてやる!「害虫殺法・番外」」

あたしは最強だったはずの剣を素手で受け止めました。

そして少しだけ力を込めました…すると…

「は?はーーーーー!?」

あっさりと刀が折れました。

「何て事をするんだ!この剣がどれだけ貴重だと…」

「人の命の方がよっぽど大切です!でもご主人様には許せない理由があるんですよね、だからあたし考えました「ホーリーガーデン」」

あたしが魔法を発動すると辺り一面が花畑になり…

悪しき概念を参加者毎浄化します

「じょ…浄化だと!?「害虫殺法・秘伝」クソっ!俺の力ならこんなものものともしないはずなのに…や、やめろ!このままだと俺の人格が、俺は何の罪も犯していないのにいいいいいいい!!!!!!」

「やり直しましょう…ご主人様」

アンゼは気づいていないがホーリーガーデンの浄化の力は悪人を改心させる効果があるにはあるが改心の見込みのないクズの人格を消滅させ新たに善人の人格を植え付ける効果も持ち合わせていた。

当然コジロウがどちらだったかは…


「アンゼ…いままで済まなかった…」

「ご主人様!元に戻ったんですね!?」

「確かに奴隷売買に加担するクズもいるにはいたさ。でも制裁の余波で傷つく市民を出してしまった…僕はこれから贖罪の旅に出るよ、君とはお別れだ…」

「ご主人様…また会えますよね?」

「きっとね…」

「コジロウさんの意見もあながち間違ってなかったって思うんです。僕達も改心しました!これからは欲を満たす為に力を使う事は辞めて真面目に生きていきます」

「これで…一件落着ですね…でも失恋しちゃいました…これからどうしましょうか…」

唯一のS×100ランクとして最強の冒険者の称号を与えられていたアンゼにはバカ如き敵ではないのであった…。


一方その頃…

「すごいな…1千万PV突破するなんて…アンゼちゃんには頭が上がらないな」

「引き続き扱いたくはあるけどざまぁ対象が破滅した後を描写しても伸びないからなぁ…次の子も優秀たいいんだけど…」

異世界系配信者灰神シナイの暗躍によって世界が大変な事になるのだがそれはまた別の話だ

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