第3話 欲しかった手
穂香は電子部品店の隅にある木箱を見つけて、ふたを開いてみた。中にはかわいいピンクベージュのネイルをした両手が入っていた。
「!」
ひと目ぼれだった。穂香はその手のパーツに見とれた。
「何かいいの、あった?」
深美が穂香の側に来て、手に持っている箱を見る。
「これ…欲しい…絶対、欲しい!」
「そんなに、気に入った?」
「うん!」
そんなことで、そのことを尊くんに話したら、わたしの誕生日にプレゼントをしてくれたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます