第37話 唐突に前世ダンナ紹介

旦那ファースト


 鮎咲拝司。クズ系ヒモ亜目ヒモ種ヒモ。乃子の稼ぎは全てが彼のパチ代へ消えて行った。妊娠と同時に蓄電。タケシの父親。


旦那セカンド


 麻呂馬真司。中国系チェーンに押され始めた某自由業種の方。連れ子も一子二子と分け隔てなく可愛がる漢気のあるヤツ。突然の引っ越しと同時に「けじめをつけてくる」と言って乃子の前から消えた。


旦那サード


 アニメのコスプレで乃子にだまされ結婚。連れ子に発狂したが、アニメのセリフを真似てオクターブ上の商業声域(つーの?普段もごもごとしか喋らない人が演説とかカラオケの時だけ使う声)でキャンキャン喚く乃子に惚れ直し地獄への切符を握り締めてしまう。

乃子渾身の芝居により、カネの無心に再登場した旦那ファーストと刺し違え現世より消滅。

一人娘は美少女。

しかし今頃は性嗜好の基準に満たない男を鼻で嗤う母親と同じ女になっているに違いない。


旦那よん?


 ネトゲ廃人。四人も生んで腰もカオもどらえもんみたいな状態になった乃子をそれなりに愛したフツーのネトゲ廃人。

コドモは男子をもうけた。


ダンナフィフス


 パッと見フツーの男。実際は眉と髪とファッションを気にするアニメオタク。

連れ子とさ迷う乃子を「ぼくは子供はつくれないから、沢山いればそれだけ幸せだ」などとヌかし結婚。乃子いわく「誠意が服を着て歩いているような男」。突然死した乃子を看取り(?)四人の子(タケシは既に独り立ち)を育て上げた。


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