『聖女』『悪女』様々な言葉で歴史は彼女を評価するだろう。
傾国の英雄であるはずの彼女——カナデ・プラーム。
「あなたは何者ですか?」問われたら、彼女はきっとこう言う。
「私は侍女にすぎません」
彼女にはそれが出来た。
出来ることを知っていた。
だから、した。
ただ、それだけ。
彼女のちょっとした『ひと手間』が、
とある人間には破滅であり
とある国には救いであり
とある男女にはきっかけであり
とある男性には傷になった。
鮮やかなカナデさんの手腕をご覧あれ!
そして、最後に盛大に裏切られて下さい!!