第6話 目指せ武道館
新しいグループ、キューティーはすぐに始動した、前グループの現体制終了後三人の契約終了、夏美の新グループへの移籍が発表されそこからの始動は全グループよりも早かったがプロデュサーが変わり加藤というのがプロデュサーとなった、加藤は事務所のお気に入りで加藤に任せれば売れないアイドルはいないと言われたいた、以前に加藤が手掛けたアイドルグループは5組あり四組は売れていた、一組は不祥事が重なり解散となっていたが成功の方が大きかったので加藤は気に入られていたが、加藤に気に入られるには加藤と寝なければメインは取れないという噂もあったが、全グループのプロデュサーの佐川もサブプロデュサーとなり夏美の不安は少し消えていった。
前グループでは佐川に気に入られてる感じはしなかったが、最後の方は夏美のことをかってくれていた、不祥事を起こさないアイドルとしては完璧なアイドルとしては夏美の存在は大きかった、これで夏美まで不祥事を起こしていたら佐川はクビになっていたかもしれない、今回の新しいグループは三人組でコンセプトはキラキラアイドルだったが25歳の夏美には少しきつかった、他のメンバーは19歳の晴美と21歳の朋美で二人絵に描いたようなキラキラアイドルと言ってもよかったが夏美は年齢もありキラキラしているとは言えなかったが前グループに続き夏美は年齢を非公表にした、もちろん昔から追いかけてくれているヲタクは年齢を知っているが、夏美的に年齢を出すのは少し怖かった、25歳で一個目のグループは失敗し二個目のグループはキラキラ系で年齢なんて出せるとは到底思わなかった。
一回目のMTで「何年という制限は設けないがこのグループで武道館を目指す」という話があった、前グループは三年だったのに、加藤は信用されているせいか制限を求められていないように見えた、デビューシングルはハニーパイという曲でTikTokなんかでもバズリやすそうな音源だった、センターには夏美が起用された、これは後から聞いた話だが部長が絶対にセンターは夏美だと譲らなかっったと聞いた、プロデュサーであっても会社の命令に従わなければいけないので夏美がセンターで決まり二か月後の11/15にデビューが決まった、それまではイベントをやったりライブ配信、SNSを使って知名度を上げていくという話だったが晴美がライブ配信をやるのを嫌った、夏美を除いた二人はアイドル経験はないにしても晴美は元々ライブ配信をしていてスカウトでアイドルになった、そのころ晴美はライブ配信を辞めようかと思っているところだった、変なリスナーが多く、ガチ恋や粘着タイプのヲタクが多く晴美は病みかかていたところにアイドルの話がきたので飛びついたのだがここでもライブ配信をやらされるなんて思ってもいなかった。晴美は「私は配信やりたくないです」と加藤にいうと加藤はしかめっ面をした、今のアイドル戦国時代でライブ配信をやらないアイドルなど基本はいない、個々でもやるしグループでもやるのがベースとなっているが配信をいやがる晴美を説得する手段を持ち合わせていなかった加藤は「晴美だけはグループでやるときだけ出て」と言ってその話を終わらせた。晴美はそれでも納得したような顔を見せなかった、晴美はライブ配信に恐怖心を覚えていたが会社がやれというならそれに従うしかないかと思い鬱になった。夏美はそんな晴美を見て私はライブ配信を晴美の分まで頑張ろうと決意した。
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