第3話 初めての三位
ライブ配信を始めて一年が経ちいわゆる、ゆるイベと言われるものであれば上位に入賞できるようになってきた、昔おヲタクがトップヲタに覚醒し金額も使ってくれるようになった。ベービーというアイドル事務所のアイドルオーディションのイベントに参加をすることに決めた、ヲタク達にはこれが最後のガチイベで当分ガチイベには出ないし、絶対アイドルになりたいということを伝えたら、トップヲタクが昔のヲタク達も引き連れてきてくれて一位ボーダー160万のイベントで三位に入ることが出来た。このイベントは一位がアイドル確定で三位までが事務所の最終面談を受けれるとういものだったので夏美は最終面談を受けれることが確定した。これは私が掴んだ最終面談ではなく、みんなが勝ち取ってくれた最終面談なのでみんなのお金や時間を無駄にはできないと思ったが最終面談までの連絡が来るのに一か月以上かかり、ヲタク達をピリつかせた、最終面談の話が来たのが一か月半後で最終面談へ行ったが以前三か月だけいたグループの子が在籍していて、その子が「夏美ちゃんがいるならヤダ」と言っているらしくて五日後ダンスと歌審査をやると言われ、それも通過するかわからないという話であったがとりあえず受けるしかなった、ダンスと歌には自信があったが既存のメンバーに嫌われていたら入れない可能性はあるのでTOには「もしかしたら、お金と時間を無駄にさせちゃったかもしれない」と伝えると「それは大丈夫だよ」と言われたが夏美自身かたしたら気になりはした、もし落ちたら申し訳ないが連絡を取るのはやめておこうとすら思っていた。
五日後、ダンス、歌審査の面談が行われたが、他のメンバーがダメだって理由でやはり落とされてしまった。ヲタク達に合わせる顔をなく、ライブ配信をつける気もなかったがつけないのも申し訳ないと思いながら配信をつけた。【ご報告】というタイトルで配信をつけた、ヲタク達は期待をしてコメントを打っていたが、夏美の顔が暗いことを察して「どうしたの?」というコメントが飛び交う、夏美は話そうとすると涙が出てくるので3分くらい黙っていたが涙が止まらなくなり泣きながら経緯について話した、私のせいでヲタク達の夢を壊してごめんという気持ちの方が大きかった。
「これでライブ配信じたいから退こうと思います」というと「それはヤダ」とういうコメントが連続でやってきて「それでやめる必要はないよ」というコメントがとんできたので夏美は余計涙がこぼれた、ヲタク達の期待を裏切った気がしてこの配信自体つけるのが苦だったが私にはこの人たちのやさしさで活動できているんだと実感はあったがこのまま配信を続けていいかは疑問だったしアイドル系のオーディションには出る気はなった。
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