第2話 目指せアイドル
事務職について1年がたち23歳になったがアイドルになりたいという夢が諦められなかったが中高時代に書類審査で落ちまくったことが自分に自信なくしていた。
アイドルになることを諦めることはできなかった、年齢23歳になってアイドルの応募条件が合わなくなっていた。「私って本当にアイドルになれるのかな?」と鏡をみながらつぶやくことが多くなった、自分の顔に自信があったわけでもなく、自分の生きた証を残したい、それがアイドルでという理由なだけだった。
コンカフェを辞めた、アイドル時代から応援してくれてるヲタクと何人か繋がっているが「早く現場を作ってくれ」と言われるが私には無理な気がした。今の私じゃアイドルになれない気もしてきた、そんな時一人のヲタクが「ライブ配信サイトでアイドルオーディションやってるからやってみれば?」と言われた。YouTubeの登録者人数が50人の私がライブ配信でアイテムなんてとぶわけがないと思っていたけど、一応やってみることにした、活動用のTwitterアカウントにはライバー事務所からのスカウトは多数きていたがライバーになるつもりはなかったのでライバー事務所には入らず、コンカフェの後輩がライブ配信をやっていたのでやりかたを教えてもらった。
ヲタクが言うにはミクチャというアプリが良いらしく、それに倣ってミクチャを入れ
ミクチャでライブ配信を初めてが、これで本当にアイドルになれるのか疑問だった。
後輩が「配信するなら必ずイベントつけた方がいいですよ」「ガチイベするならガチイベってプロフに入れた方がいいですよ」といっていたけど全然理解できなかったがアプリを見ていると、スターダストアイドルADというのを見つけこれに出てみようと決めた、これがどんなオーディションなのかもよくわからないし、私がアイドルになれるくらいのアイテムが飛ぶかもわからなかったが挑戦をしてみた。
「みなさんこんばわー留美です」「みんな来てくれてありがとうねー」「今日からガチイベに出る事になりました応援お願いします」と言っても反応してくれるのは昔からのヲタクだけだった、留美という名前は後輩が本名でやるのは控えた方がいいですよと言っていたので適当に留美という名前をつけた、留美という名前にこだわりなどは一切なかった。以前から知ってるヲタク達もなんも違和感を覚えないまま留美ちゃんと呼び多少のアイテムを投げてくれるが7位くらいにしかなれないい、後輩からは初心者でアイドルイベで7位は良い方ですよと言っていたがそれではアイドルにはなれない、私は本気でアイドルになりたかった。配信の仕方も勉強したキャラも変えた、そうすると昔のヲタクが離れていくがポイントは伸びていく、これがいいのか悪いのか自分にもわからなったが7位で終わったイベントよりも上位で終わるイベントの方が多くなっていった、私でももしかしたらアイドルになれるんじゃないか?っていう期待ができるようになった。でもそんなにうまくいくものでもなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます