第8話

犬に図星を突かれて動揺を隠しきれないまま


『な、何言ってんだ、お、俺はべ、別に』


『ケガは無かった?大丈夫?』


少女は心配げに声を掛けて来た


『あ、ああ、だ、大丈夫大丈夫、ほらこの通り』


俺は無駄に元気アピールをした


『こいつ、ミレアに惚れたぞ』


『え!?』


少女は少し頬を赤らめながら俺の顔を見た


『いや、その、惚れてない、と言ったら嘘になるけど、その、、、』


直ぐに俺は冷静さを取り戻した


『じゃなくて、その色々と聞きたい事が』


すると次の瞬間


『ドオォォォォッォオン』


俺達の居た場所に何か攻撃が


暫く土煙で何も見えなかったが徐々に煙が晴れて来た


その状況に俺はいつもの日常は終わったんだと確信した

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