「トッキー天才？」

「え、さっきは意地悪って言ってたのに？」

秒で天才に昇格したの俺？とくすくす笑いながらトッキーがあたしを見下ろしてくる。

だって考えてみれば生殺与奪権を完全に握られた状態ではあるが、

あたしはトッキーに求め続けてさえもらえれば強制的停止のない生活ができるってことになる。

「じゃあがんばってトッキーを誘惑し続ければ良いってことね。」

「…っいや、違…っ！間違ってはないけど違う！やめて！なんでそんな思考にいくの？！」

「え、そうゆうことじゃないの？」

「いや、そうなんだけど！そうじゃないの！別に誘惑とかされなくても…っ、いやされてみたいけども！」

人の上で百面相しながら悶えているトッキー。

否定したいのか肯定したいのかわからん奴である。

ていうか、

「トッキーはなんでそんなにあたしを独占したがるの？たかが闇人形に執着するなんて変だよ。」

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