第15話

あまりの不安からなのか、それとも別の理由か。



わからないけれどあたしはその場に座り込んで、そのまま動けなくなっていた。



急に自分の意思とは関係なく身体に力が入らなくなって動きが停止したのだ。



意識はあるのに瞼すら動かせない。

もうこんなのうんざりだわっ!



毎日毎日真夜中のみ。

3時間しか動けない身体で様々な自殺方法を模索しては実行していた。



けれどあたしの身体は人間のように骨や肉が砕けたり裂けたりしてもすぐに元に戻ってしまう。



だって実際は闇の力だから。

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