第19話 見栄っ張りと夢について
以前は名古屋に在住していました。(愛知県)
「ナゴヤの人って見栄っ張りな人が多いでしょう?」とよその県や町に行ったときに聞くことが多々あったんだけれど。私も名古屋に住んでるから見栄っ張り?なのだろうか。
だけど、誰だって人より少しでもよく見られたいって欲望ってあるんじゃないかなあ?名古屋に限ったことでもないような気もするんだけど、
私自身?そうねぇ・強いて言えば、主婦の人やお料理する人は分かるかも知れないけれど、
例えで言って(冷凍したお豆腐を解凍して粉付けて揚げたりしてお肉に見立てて料理する感じ)だと思う。
で、先日の夢なんですが、リアルでした。
場所は、フランスとかの海外。パリのような感じ。日本の四季があるかも知らないけれど、皆軽やかな服装で、私を含めて友達3人でのお気ままな旅行。で、高級ホテルに泊まっていた。皆個室。勝手な夢だけれど、私みたいな一般市民が泊っているのに
そのホテルには、財界人。大物映画俳優に女優。が数多く宿泊していて、人のきらびやかさに、ホテル自体も調度品から何からすべてが一流品。まっさに、ゴージャス。夢なのに夢を見ているような感じ、凄い!
(さて、海外旅行の時、皆さんはどうされているのか分かりませんが、私は財布を盗まれたり、無くしたりした時のことを考えて、3つに分けています。)
夢の続きに戻ると、翌日にエステの予約がしてあって、私は3つのうちの一つの財布を持ち、1つは、鍵のかかる引き出しに入れて。もう一つはベッドの枕下に入れて
部屋のキーをして友達とエステに行きました。 夢の中でもそれはもうエステはは気持ちよくって現実の体も精神もうっとりとした実感があります。
そして、エステ後はオシャレなカフェでデザート食べて。ホテルに帰宅しました。
ホテルのロビーを正面玄関から帰宅すると、ボーイやフロアー係が、支配人のまなざしと態度が、最初にホテルに来た時と明らかに違っていて、なぜか私に過剰と言えるほど親切。
いわば、ホテルに宿泊している大物女優のような扱い。
私は、友達に「あなたって、本当は何者?」と聞かれたが、「さぁ。」
と答えられるだけだった。
夜はまた外出し、ガイドブックで見つけた美味しいと定評のリストランテへ行った。食事を終えて、次の日のスケジュールを3人で私の部屋で打合せしていると、
ノックの音がして、ボーイがシャンパンとイチゴを持ってきた。
私たちは誰も頼んでいないので、愛想良く「別の部屋では?」というと、
なぜか私の方へ、「こちらは、サービスでございます。」とボーイがウインクしてきた。私は、友達に(ちょっとー、どういうこと?)って顔されながら、また訳がわからなかった。そして、友達が「あなた、支配人か、偉い人に惚れられてるのよ。」と
いうので、ハンサムなボーイのウインクにもまんざらでもなく、シャンパンを飲みながらすっかり気分も良くなり冗談にも「そうかしら?」などと言い、まあいいわぁ。と思っていた。
そして、打ち合わせも終わり、2人とも各部屋に帰り、夜、謎は解けた。
枕下のお金が全部無いのだ。
ベッドメーキングは終わっていて、すっかりキレイ。
たぶん、いや、間違いなくチップにしたのだろう。VIP扱いを受けておいて、私自身の不注意でもあるから、今更返せ!などとも言えず、心の中あたふたあたふたと動き回る中3日間をホテルで過ごした。 というもので、
”しまった。” と起きて、そこが海外のホテルでもなく見慣れた自宅で
夢でよかった。と、 何回も思った。
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