第18話  動物園について

久しぶりです。どれくらいって、小学校2年生の時の遠足以来だもの

もう、だいぶ経つ(何年振りって書いちゃうと年齢がばれるのよ)

やっぱり、大人になるとスッゴク動物すきだとか、子供ができて一緒にってのはあるけれど、そうそうはないじゃない?まあ、「新鮮」でした。


この【動物園に行くきっかけ】ですが、前の週の休日。彼と公園のベンチに座っていると、小型犬を連れた老婦人が散歩中。何を思ったのか突然、その子犬は私に駆け寄り飛び乗り私の膝に上がり、顔をベロベロと舐めたのです!

私、突然すぎて硬直するしかなかった。(何よ!コレ!あっちいきなさいよ!)と思う中、老婦人が慌てて駆け寄り「まあぁぁl、ごめんなさい!チロルは、きれいな人見るとすぐこうなの。」


私は、つい先ほどまではグッとこらえて、ばか犬が!!と思うところだったけれど、(グニャリ) 老婦人の言葉の魔力は絶大。強力魔法##!

即効性もあり、私は、「いいえいいえ、もう、本当いいえ。チロルちゃん?こんなにかわいい子私見たことないし!すっごく嬉しいです!!」と、

私が私にあんた誰って程、愛想良く答えていました。


そんな状況を見た彼氏(まだ付き合って2週間くらい)が私を動物好きだと

「動物好きなんだね!じゃあ、来週は動物園に行こう!」と勝手に決まり

この度のエッセイになったわけです。そりゃあ私も、動物が嫌いって事もないし

かといって、動物園に行きたい!ってほどじゃないんだけれどね、大の動物好きと思っている彼氏にはめんどくさいので、そのうちお互いの事、解るようになっていくでしょう。とあえて説明することはよした。その日のデートから帰宅。そして日々が過ぎ、動物園前日。

彼氏から電話にて「明日はお楽しみの動物園だよ!楽しみだね!待ち合わせは〇〇でね!早く寝て、元気いっぱい遊ぼうねっ!」

私は子供か。ロマンチックさ無し、色気0だ。

わたしは、とほほ。と思いながら寝たが、翌日私なんか早く目が覚めて、なんか体調も良くって、そうだ!(お昼にお弁当持っていこう。彼氏と一緒に食べるサンドイッチを作り、紅茶を魔法瓶に用意。バスケットに入れて準備万端。そして待ち合わせの駅に向かいました。


まあねー、最初は彼氏一人が盛り上がっちゃってる感じだったけれど、この日、熱くも寒くもなくて、体調も天気も良くって、ほらほら、あるじゃない?ものすごく天気がいいと、自然に元気になれたり、きれいな夕日とか、夜空見上げたら、満月がきれいだったりして、なんか得したなって思う事。

この日の天気もそういう作用がある日で、体中が元気の要素で満ち満ちみなぎってたわけよ!


で、動物園。

まずはね、本当勝手なおしゃべりだけれど、

チケット売り場がね、なんか刑務所とかの面会みたいな(ガラス越しで、声だけ聞き取りやすいように丸く点々で穴開いてるやつ)

おまけに制服が地味でなんかね、もうちょっと明るくてよくない・・?対応もクールだったから余計そう思った。

宝くじ売り場みたいにもう少し華やかならいいのに・・・・とか

まあ、余計な事ね。

と、園内はすごいね!


きっとお菓子やお弁当が詰まってるであろうリュックサックを背にした子供たち。

カメラをぶら下げているお父さん。「ちょっとーあんまり走らないでぇー」と叫んでいるお母さん。園内のどの動物より騒がしいわよ。

もうね、わすれてたなぁ。って光景があって、なんだか懐かしかった。

さて

肝心の動物といえば、いるいる、あっちこっちそこら中。 ゴリラでしょ、

サル、オラウータンになまけもの。シマウマにロバにヤギ、トラにライオン!

カバにキリンにゾウやクマ。フラミンゴにダチョウ、ペンギンにアシカも!

そりゃあ楽しいわ。

あっ、それと、ここの動物園!パンダも!

次々と動物を見ながら、私尻尾の形とか、色とか、えっ!こんなだったの?と思う事が多くて新たな発見で、興味深かった。

順番に進んでいると、パンダの檻の前には人だかりが出来ていて、

「かわいいー!」シャウト「こっち向いてぇー!」シャウト

と聞こえる。まだ私、後ろの方で見えないが、この状況に合わせ、

私も、黄色い声で

「手ぇー振ってぇー!」「握手してぇー!」「サインしてー!」とシャウト。

黄色い声で叫ぶ。が、無理無反応。よね。

檻の前に来てる。檻の中は聞こえない様子。

人だかりは団体だったのか、次のコーナーに移っていったので私たちは

ゆっくりと見ることができた。

パンダは透明の壁に囲まれた檻の中に入っていて、

オスとメスは別々に隣同士に入っていた。そして、そこで私は驚いて立ち止まった。

「可愛いー!」と言われていたはずのパンダだったが、メスパンダに関して言えば

お尻がどうやらめちゃくちゃ痒いらしく、食料であろう笹で自分のお尻を叩き、檻の中をぐるぐると回り、次には下の砂にお尻をこすりつけて悶えていた。挙句の果てにはオスパンダとの檻の境目(ここも透明の壁)にお尻をこすりつけ、きいきい!と

雄たけびをあげていた。

そして隣のオスパンダは、そのメスパンダのお尻に背を向けた格好でじっと静かに座り込みただ地面を見つめていた。


私(妻の行動にほとほと疲れて弱っている夫と、また檻が別々になっていることに家庭内別居を感じ、私は夫の前でこのようにお尻を掻いたりするものではない。

この先絶対、こんな行動するべきではない。)と第3者の目より強く強く思った。

野生って何かやだな。とも思ったが、あまりのインパクトのあるパンダコーナーには、野次馬のごとく20分くらい居た。パンダの名前覚えてないけれど、音みたいな名前だった。(カンカンリンリントントンみたいなね)


その後、気を取り直すというか、お腹もすいたのでお弁当のサンドイッチを彼氏と一緒に美味しく食べた。


園内地図見ると、別料金だけれど動物と触れ合えるコーナーがあり、せっかく来たので寄ることにしました。そこは小さな牧場みたいになっていて

うさぎ、アヒル、豚、羊。それぞれの柵で放し飼いみたいになっていて

消毒すると、動物に触れてよいらしく、子供たちもウサギを抱っこしたり撫でたり親たちは一生懸命写真を撮っていた。

ウサギ!あったかい!かわいい!肌ざわり最高!

何と言っても、先ほどのパンダと比べたら可愛さは、ウサギの優勝!

羊は数が多くって、数えていたら本当に眠くなりそうだった。

アヒルはガァガァとうるさくってあんまり人気がなかった。


そして、

私が豚コーナーに入ったときである。 散らばっている豚たちが一斉に私の足元に集まりだした。私、正直喰われるって思いました。

(何?何なの?なにが?サンドイッチの残りくずでもついてた?それともなんか私、フェロモン出してる?)私は、立ち尽くし困ってしまった。

この光景に、周りの方たちも拍手して大喜び。(なんなん?)

彼氏はもっと大喜び!「すごいっ!凄い!」と私に手を振って、カメラ撮影。

(きっと、動物に囲まれて、私が幸せだと思ってるんでしょうね。)

私は、豚たちににっこり微笑みながら、

心の中、ありったけの大声で、「この豚野郎!このメス豚が!」と叫んだ!

    

  はあー快感!   ストレス発散!


ハンサムな男たちに囲まれるならまだしも、豚に囲まれてもねえ。

それに、文句としては間違っていないし。

そんなこんなで、動物園を割と考え感じ、充実した1日となった。

 

動物園。おすすめスポットかも知れません。

だってね、市営なら、そんなに入場料も高くはないし、それに交通機関も

動物園前とかあったり。園内については緑も多くて、結構歩くから健康的!

それプラス、

日頃とは違うから「新鮮。」


私個人のおすすめ時期は、やっぱり春か秋でしょうか?

夏って匂いそうだし、冬って冬眠するんじゃない?

分からんけど。


ぜひこの機会に動物園に行ってみてはいかがでしょうか?





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