第3話 酔っ払いについて エピソード2
前回のエピソード1では飲みすぎについてお話ししましたが、
あれから自分のペースもだんだん分かるようになってきて失敗もさほどというところでしょうか。
家でゆっくりちびちび、時にはゴクゴク飲むのも好きですが、基本的には居酒屋や馴染みのスナックなどで飲むのが一番好き。
なんでだろう?寂しがり屋なのかなぁ?それともストレスを発散したり愚痴を聞いてもらいたいのだろうか?(日頃、大した仕事もしていないのにね)
ワイワイがやがや、別段そんなに面白い話でなくとも、大笑いできたり
お酒の勢いもあってか身振り手振りの表現も大きかったり、盛り上がりたくって
楽しみたくって人の集まる店で飲むのがやっぱり大好きっ。
まあ、市販で購入して飲むよりはお高くなってしまうんですけれどそれはそれで
ご愛嬌ってとこ。
さて、お酒って不思議な効力があって、泣き上戸になる人、笑い上戸になる人
変わらない人も
私はどちらかというと元気で陽気になる笑い上戸のタイプです。
反対によく飲みに一緒する友人は、泣き上戸タイプだったりします。
最初は一緒に同じテンションで飲んでいるのですが、段段深く酔ってくると
私はテンションが上がり1人でもきゃっきゃキャッキャと大喜び
友人は恋愛とか私生活とかの悩みで愚痴だったり悔やんだり泣いたり
隣同士で飲んでいる私たちはカウンターのマスターから見て
(痛い子たち)と感じたりもするようです。
お酒を飲んでいて深酔いしてくると、突然何か思い出したりそうと思えば
1つの全く関係ないことに執着したり、ある名前がどうしても思い出せなかったり自分では把握している内容が説明するのにまとまらなかったりします
(同じことを何度も言ったりね)困ったものです。
友人と先日馴染みの店に行きました。
友人と会社後に待ち合わせて、軽く食事をしてそのあとに寄ったのですが
カウンターの店の子と話の中で「どこで今日は食事してきたの?」と聞かれ
確かに食事の時にもお酒は少し飲んだけれど、まだ酔っ払ってもいないのですが
どうしても、店の名前が思い出せなくて必死に伝えたんだけれど
「あのね、えっと、イタリヤ料理とかドイツ料理とか和食もある店」って私答えたんだけれど「?」「じゃあ、バイキングとかですか?」とまたもや聞かれ
何と答えればいいか迷っていると友人が「創作料理の〇〇〇。」と答え
店員も「ああ、そういうことですね。やっとわかった」と回答。
酔っていなくても説明もうまくできない私って・・・・。
またある日、この日は別の友人■と別のなじみの店に飲みに行きました
最初は時間が早かったのかお客さんもまばらで、カウンターの子といろんな話をして
楽しんでいたんだけれど、そのあと徐々にお客さんも増えてきてカウンターの子もあっちの席こっちの席と忙しくなってきました。(こういう仕事も大変よねー)と思いながら■とお互いのペットについて談笑していました。酔ってたのか少し声が大きくなりつつあったのかも知れません。
■はセントバーナードを飼っていて、これが結構大きくてびっくりしたのですが
先日お宅にお邪魔して会わせてもらいましたが、毛触りも良く大人しくて凛々しくってハンサム。すっかり好きになりました。
私はセキセイインコを飼っているのですが、親ばかな意見だと誰よりも私に優しくて
世界中で一番美しい声でわたしを呼ぶそんな感じです。
■のセントバーナードの名前は(たくや)私のセキセイインコの名前は(ゆうじ)
といいます。
「ねえねえ、今度さあ、たくや休日だけでいいからデートさせて!!」
「だめよ!わたしのだから!あんたには、ゆうじがいるじゃない!」
とそこへ、聞き耳を立てていたのか最初のカウンターの子が話に入ってきて
(接客業だしね)
「ねえねえ、たくやさんと、ゆうじさんってどんな感じの人なの?」と聞く
(人じゃないけれど、まあいっか)と思いつつ
「見たまんま言うと黄色い頭で緑のからだ」って答えたんだけれど
カウンターの子はきょとん顔。
「じゃあ、たくやさんはどんな感じ?」と聞き
■「毛は茶色、からだはがっしりだね。」
「身長とかは?」 ■「170はないかなあ。」私「うーん、15センチくらい?」と言いました。
(だってインコだもん。)
で、やっと人間ではないことが分かったらしく、私たちは「人間じゃないわよ~」と笑った。
「黄色い頭はまだ分かるけれど、緑の体はいや。」と笑いあいました
人の話を聞く側は、または人の話に混ざるのは、大切なことを聞き逃したり、
取材しないで入るのは要注意です。
私も気を付けようと思いました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます