勝手なおしゃべり

@haatanhaatan

第2話 酔っ払いについて  エピソード1

もう年末。 宴会、忘年会、クリスマス、正月、新年会と大人にとっては

飲む機会が目白押しです。


私もお酒が好きでよく飲みます。とは言ってもそれほど酒豪な訳でもありません。

何と言ってもお酒はおいしいし、陽気になれるっし♪気持ちも良くなるし、

いいこと尽くし。

と、言い切りたいところですが、飲みすぎれば気持ち悪くなるし、頭は痛くなるし

、這うし、吐くし、記憶は無くすし、後悔ばかりです。


何事も程々がいいのですが、難しいですよね。


さて、幼少期 大人たちが集まり食事などするとき、楽し気に酒を注ぎあい

「この酒上等だな!おいしいなっ!」などと嬉しそうに飲むのを目にし、

夜中にこっそり起きだし、コップに酒を注ぎ(変な匂いねぇ)

と思いながらも一口飲んだところ、「んなっ!」と声にならない声。



(何なのよこれは!すっごく、まっずうー。変な味そしてちっとも美味しくないし、

腐ってるこれ!?)


と腹が立ち、残りは流しに捨てて(私は、大人になってもこんな変な味嫌いだし

、絶対にお酒は飲まないわ!)と心に強く思ったのですが、

成長は人を変えてしまうもので、青年層の今は事あるごとによく飲みます。


さて、若かりし頃は、私もよく失敗しました。


だってね、お酒って美味しいからどんどん飲んじゃうし、陽気になって楽しいでしょ?

ペースだって限界だってやってみなきゃ分からないじゃない?

それにアルコールって、体の水分を奪うせいか飲んでも飲んでも喉乾くでしょ?

(強いアルコール飲みすぎ?)それで飲んじゃうでしょ?で、もう気づくことないまま酔っ払ってしまって飲んでた時の記憶は朧気。翌日に思い出そうとしても頭が痛くなるだけなのよ。


でね、心配になったり後悔するんだけれど、不思議なことに記憶はなくても、目覚めるとどう帰ったのか自宅にいることね。

服着たままだったり、真っ裸だったり、何も入っていないバスタブにいたり

ベッドの下に、玄関だったりはするんだけれど。で、ほんの少し生きてることに

安心したり・・・・・・・・


大人になり年を重ね、今では自分のペースで割と上手に飲めるようになったのですけれど、先日久しぶりに失敗しました。というか失敗した様です。


会社の偉い方が定年退職。とても会社に貢献された方のようで

社内メールで、部署同士の親睦を兼ねて、送別会を会社の経費で自己負担なし

の宴会を本日行いますとの事。

会社近くの味もサービスも良い居酒屋さん!

他部署で働く友人とも久しぶりに会えるし、何よりただで飲み食いできる機会なんて

なかなかないし、即決です!


で、会場では特に座席など決まってなくて、ただ酒にただ飯 金曜の夜で明日は休日

だし、社員ほとんど来ておりました。

皆勝手に場所取りしてよいらしく、私は別部門で働く友人グループに混ざりました。

会計の心配はなく大いに楽しみ、ついついペースも壊れて限界を通り越してしまったようです。

宴会も終わり、意識はまだ少しハッキリしているのですが、座敷から下りて靴を履くときに足がふらつき転んでしまい、その場の人たちから「大丈夫?」と聞かれ

「大丈夫大丈夫。」

と答えたのは覚えていますが、酔っ払いの大丈夫ほど大丈夫じゃないものはないです。


さて別部門の友人と私はマンションが同じなので通勤に使っている地下鉄に乗り一緒に帰宅することになりました。

すごく前振り長くなりましたがその時の話です。


私は地下鉄にどう乗ったかさえ記憶ないのですが、翌日友人に私の様子を聞いて

愕然です。


こんな内容でした。

地下鉄は23時過ぎということもあって人も少なく私自身は大人しかったようで

普通に下車したとの事。

下車する駅は地下鉄の位置が地下2階で改札は一階なのですが、

この駅はなんでだか、下りのエスカレーターはあるのですが、登りは階段しかないんですね。

友人も酔ってはいるけれど私よりはしっかりしているので、さっさと改札口へ行き

改札口も抜けて私を待っていたそうです。


5分経過、(最初はトイレにでも寄っているのだろう。)と待ち、それでも

だいぶ過ぎても私が来ないため心配になり駅員に告げて私を再度改札を入り探したのですがトイレにも居なく

私は階段の手すりに手をのせたままずっと立ったままだったそうで、

友人は私に「何やってんの?」と聞いたところ

「このエスカレーター長いね。」と私は平然と答えたようです。

(階段は動かないのにねぇ)


気持ちの優しい友人は、状況を分析して「深夜はエスカレーター止まってるから。」と私をやさしく促し歩かせたそうです。

「ちっとも動かないからおかしいと思ったのよ!」と約10分以上たたずんでいた私は文句言ってたようですが。無事、改札抜けましたが、

これで終わりではなく、友人も私も駅まで自転車(マンションまで5分くらい)

私がフラフラな状態なので友人は気を使い手押しで2人とも自転車を引きながら歩きました。


で、そのまま帰宅できれば問題ないのですが、なんでだか、私は途中にあるガソリンスタンドに立ち寄りセルフのガソリンスタンドなんだけれど、ガソリンの機械に

お金を入れて友達は「何やってるの?」と聞いたところ

「この自転車ガソリン入れてないから走れないから!」と

  自転車のタイヤの針金と針金の間にガソリンの注入口を差し込もうとしていたようですぐに取り上げたそうです。やってたら駄々洩れです。 危ない危ない。



友人はこの後の私を不安でしかなく自分の部屋に連れて寝かせたそうで、

翌日この話を聞かされて

私は後悔と恥ずかしいのとの渦巻く心境でした;。



お酒の飲みすぎって危険です。お互い気をつけましょうね。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る