第3話 エンドコンテンツ・試練の塔

音が聞こえた

夢で聞くようなぼんやりするすた音ではなく、もっとはっきりとした轟音を

耳を切り裂くようにすぐ横で


「うわっ」


すぐさま飛び起きる

なんか横にゴブリンみたいな生物がいた

すぐに【破壊】した


ふぅ、、、落ち着け、僕。こ、こんなときは素数を数えるんだ

2、4、6、8、10、、、

ふぅ、落ち着いた


それで僕は、、、なんでこんなとこにいるんだ??

僕は神格付与を受け入れただけなのに


なんとなく、最後謎のアナウンスさんが「良い旅を」って言って気がする

つまり僕は謎の空間に放り出された??


『エンドコンテンツ 試練の塔を開始します。第一層 対象者: 神崎奏多はこのフロアにいる全生物を討伐してください。健闘を祈ります』


、、、うっそぉ


先ほどとはまたちがうアナウンスが聞こえた

若干今回の声の方がシステムみたいな、、、無機質な声だった気がする


というか僕は今からこのフロアにいる生物を抹殺しないといけないらしい

え、僕の力を使えば余裕だけのいいのかな


一応、創造と破壊の力を使えばこのフロアごと破壊することができる

そこまでしていいのかは知らんが


うーん、、、あ!

僕の創造の力は想像さえすればなんでも作れる

場所指定もお手のものだ


脳から一切の邪念を消す

、、、あぁ、頭が冴え渡る


想像するは、神話の槍、ロンギヌス。神さえも殺した槍を

想像するは、生命という生命の底。触れれば崩壊しそうな、そんな華奢な魂を


そして一気に《創造》する


『第一層フロア内全魂の輪廻帰還を検知しました。これより対象者: 神崎奏多を第二層に転送します。しばしの平穏をお楽しみください』


体が光に包まれたと思ったら景色が一気に変わっていた


「なるほど、これが第二層か」


うーむ、第二層は基本的に休憩用の空間となっているらしい

あたりには日当たりのいい草原が永遠と広がっている

一ミリも物体の影は見えず


さて、先ほど第一層クリア時のネタバラシをするとしよう

僕の創造の力では、創造する対象の出現場所を指定できる

だから僕は生命の源の『魂』のある場所を指定したわけだ

なぜ僕が魂というものを知覚出来るかは知らない

ただ、全生命には等しく魂がある

触れば崩壊しそうな、そんな魂が


ただ、通常の手段では魂に触れることはできない

だから僕は思ったんだ。「神さえも殺す力を持つ武器なら魂を破壊できるんじゃないか?」って

結果、僕は人間だから神さえも殺す槍は作れなかった。作れのはせいぜい抱擁する力が10分の1くらいのレプリカだ

されど、抱擁する力は強力そのもの。魂を破壊することは叶わなかったが、全生命を討伐することはできた


、、、世界樹は作れたのになんでロンギヌスは作れねぇんだよと思わない事はないが

そんな事は置いといて僕はさっきのアナウンスで気になることがある


『第一層フロア内全魂の輪廻帰還を検知しました』と、あのアナウンス入った


つまり僕が殺した生物たちは魂の輪廻から離れていたと推測できる

僕をここに転移させたアナウンスさんの目的もこれに関係がある気がする

はぁ、一体何が起こっているんだ

なんで僕がこんなことに巻き込まれてるんだ

てかなんで僕はこんな力を持ってるんだよ


そんなことを考えていると、


『対象者: 神崎奏多を第三層へ転移します』


と、そんなアナウンスが聞こえるのであった


はぁ、早く帰って寝たい


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テスト期間ほど話のネタが思いつくのはおかしくないと、僕はそう願いたい

おかげで保健体育とか生物、雲のテスト死にました


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してくれたら僕がめっちゃ喜びます

ついでにコメントで技名とかの希望とかを言ってくれたら物語に入れるかもです

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