第2話 権能保持者

あの謎のお知らせを聞いてから僕は急いで家へ帰ってきていた

高校の入学式をすっ飛ばして、だ


あのお知らせは僕の名前以外は全世界に通告したと言った

つまりこの世界に「権能保持者」なる存在が現れたと、なんならその権能保持者が世界樹の創造主だとそうみんなが知ってしまったということだ

バレたらやばい。これは確定で言える

だからこそ僕は、親に相談することにした

、、、したのに


「ね、ねえ母さん。どうしたのそんなあり得ないほど笑顔で阿修羅みたいな雰囲気出して。矛盾してるよ」

「ん?どこかの言い付けを守らなかったバカ息子をどうやって処理しようか悩んでたところよ」

「ヒェッ」


このように母さんは激怒していた

いつも母さんが怒ってる時に助けてくれる頼みの綱の父さんは仕事でいない

これはきっちり締められるのかと、そんなことを考えていると


「あんたは今日、なんのためにあの力を使ったの?」


そう、問いかけてきた


「、、、道端で悪魔に襲われて腰抜かしてる女の人がいたから悪魔を殺すために使った」

「なるほど、ねぇ。一応聞くけどどこに悪魔がいたの?」

「歩いて5分くらいのコンビニのとこ」

「、、、あんなとこに?」


僕を訝しむ母さん

まぁ気持ちは僕もわかる

だって普通あんなとこに悪魔は出てこない

悪魔とかみたいな敵対生物が出てくるのは世界樹の半径5km

これまだはそうだったのだ


「ふぅ、まあいいわ。それで、あんたはどうするの?このまま学校行く?」

「いや、今日はもう休む。なんか精神的に疲れた」


主にあんたのせいで

後ついでに神格とやらを付与されるらしいし


「ん?今なんかよからぬこと考えたわね。よし、休むのはいいけど今日あんた晩御飯抜きね」

「なぜに?!」


やはり母さんは恐ろしい

そう体感した今であった


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あれから学校に連絡をいれ、僕は今自分の部屋のベットで寝転がっていた

なんか部屋に入った瞬間あの謎の声で


『神格付与の際は、安静にしていることをお勧めします』


って、そう言われたのだ


なんなんだあの声

部屋に入った瞬間ドンピシャで僕に話しかけてきたし

僕のことずっと見てるのかなうん見てるんだろう

よし見てると仮定して進めよう


「準備できたよ」


何もないところに問いかける

これ誰かが見てたらめっちゃ恥ずかしいなぁと、そう思いながら


『了承しました。これより神格付与を行います。質問などはございますか?いちいち何もないところに話しかけなくても心の中で思うだけで結構です。見てて痛々しいですから』


うわぁお罵詈雑言

この言い方だとまじで僕のこと見てるじゃん


『はい、私は貴方に創造されてから1日も欠かさず貴方を観察しています』


さらりとされるストーカー発言

怖すぎて禿げそう。神だけに


『そんなくだらないギャグは置いといてそこでなぜ神が出てくるのか理解しかねます』


いちいち反応しなくていいんだよ!

後ここで神が出てくるのは神格と言ったら神が持つものっていう認識があるからだよ。後権能も

あとくだらないって言ったね?いつか覚えておきなさい


『、、、あながち間違ってはいません。神格を付与することで貴方は一般人よりも高い権限を持つことになります』


うわぁ、間違ってなかった

じゃあ僕って神様になるの確定なの?


『はい、これは神皇ウラノスによる確定事項です。ただし正確には神ではなく神の遣い的な存在だと思ってください。貴方が死ぬことで貴方は本物の神となるのです』


うわぁお、僕神様の遣いになるんだ

なんか天使みたいだね

うん、じゃあいいや

その神格付与とやらを実行してくれ


『了解しました。良い旅を』


その声を聞いた瞬間、僕を猛烈な眠気が襲った

そして良い旅を??という疑問を残しながら、僕は眠りに落ちるのであった


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